●さかなの祭典 活発な商談第15回シーフードショー、
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シーフードショーのブースを視察する 林農水大臣(中央) |
林大臣は「水産物の輸出額を1700億円(2012年)から2020年には3500億円に倍増させる」と述べ、そのためには「メード・イン・ジャパン」「メード・バイ・ジャパン」「メード・フロム・ジャパン」の3つの頭文字をとった「FBI」戦略がカギと強調した。
「イン」は日本の水産物を輸出する。「バイ」は、刺し身や寿司といった日本の魚料理を世界に広げる。「フロム」は世界の料理に日本の水産物を使ってもらうことだという。この後、林大臣はマルハニチロ、日本水産、極洋、ニチモウ、日かつ漁協などのブースを見て回った。
マルハニチロでは介護食品に興味を示し、私の「母親も(食品を)細かく切ったり柔らかくしないと食べられなくなった。これ(メディケア食品)だと食べやすくていい」と感心を寄せた。
日本水産ではEPA(エイコサペンタエン酸)配合の健康食品を手に取り、「こういう形だ子供も食べてくれるだろう」と期待した。
全国の水産業者が終結、海外勢も
大手水産、商社だけでなく、全国各地の水産加工業者や卸・問屋などが出展し、自慢の水産物や水産加工品を来場者にアピールした。
海外勢も様々な提案を行った。ノルウェー水産物審議会(NSC)はノルウェー産サーモンとサバを使った幅広い商品展開を提案。アラスカシーフードマーケティング協会は米国のスーパーでの売場・商品づくりを再現し、需要喚起に向けた新しい提案をした。