●極洋、市販用冷食に本格参入強みの“魚”で存在感示す第一弾は「焼き魚」主体に
手軽に食べられる真空包装 注目された家庭用冷凍食品は、競争が激しい市販用冷食業界の中でも、極洋の存在感を際立たせる“魚”への強みを生かした商品が揃った。 「銀さけの塩焼き」はチリ産ギンサケに塩味を付けて焼き上げたシンプルな一品。「さばの照焼き」はノルウェー産のサバを香ばしく照焼きにした。「さわらの旨み醤油焼き」は高級魚のサワラ(韓国産)に醤油だれをつけ焼き上げた。いずれも1枚ずつ真空包装してあり、時間を問わず、食べたい時に本格的な焼き魚を食べることができる。 このほか、「アジのトマトソースかけ」は大型のニュージーランド産アジを切り身にし、薄い衣でソテー風に仕上げている。ラタトゥイユ風の野菜がたっぷり入ったトマトソースをかけた。「サーモンのチーズクリームソースかけ」は北海道産の秋鮭を薄い衣でソテー風に揚げた。クリームチーズとパルメザンチーズを使った独自配合のチーズソースがかかっている。 素材の良さを引き立てる味付け
極洋は昨年、市販用食品の新ブランド“シーマルシェ”を立ち上げた。解凍せずにそのまま調理できる水産冷凍食品の新シリーズ“だんどり上手”も定着している。 多田社長は今後の食品事業の展開について「国内生産の強化と、シリーズ商品のラインナップ強化に注力する。安全安心を第一に、お客様から信頼される商品を提供していく」と語っている。 |
||||||