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今週の一本

●ニチレイフーズ、船橋第二工場を竣工  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:14/03/25号)

ミニハンバーグ、新技術「Wベルト」で焼成

外こんがり、中ふっくら

上下のベルトではさむように
加熱するWベルトグリル焼成
 ニチレイフーズは「船橋第二工場」を千葉県船橋市高瀬町に完成し、19日現地で開所式を開いた。同社の基幹生産拠点である船橋工場、関西工場に並ぶ大型生産基地。家庭用冷凍食品を生産する。

 第1弾は発売から44周年を迎える「ミニハンバーグ」を生産開始した。

 ミニハンバーグは関西工場から移管、製造するのを機に、ベルトの上下から加熱する「Wベルトグリル焼成」と、焼き上げた後にフタをして蒸す家庭の手作りに学び「マルチスチマー」で蒸す製法を採用。“外はこんがり、中はふっくらジューシー”に仕上げる。

 生産効率化のため、配合ミス防止などの品質管理機能に作業データのリアルタイム管理など生産管理機能を新たに加えた「PAS」(プロダクション・アシスタンス・システム)を導入。トレー詰め、箱詰め、パレタイズ等の作業はロボットを活用し自動化を図った。

 フードセーフティのため衛生区を完全分割。フードディフェンスのため@不審者を入れないA攻撃させないB証明できる工夫に加えC信頼関係をつくることを最重点に捉えて取り組む。グループのモデル工場。

 既存船橋工場の近接地。敷地3万3000u、生産能力は年間約9000t。

ニチレイ大谷社長、冷食No.1シナリオの第一歩
ニチレイフーズ池田社長、市場拡大めざす

船橋第二工場でテープカット
(左端ニチレイ大谷社長、
右端フーズ池田社長)
 ニチレイフーズの船橋第二工場開所式で、ニチレイの大谷邦夫社長は新工場の位置づけとして「グループ新中計RISING2015の中で新工場建設は柱の1つ」とし「ニチレイフーズが国内冷食No.1企業を確保するシナリオの第1歩」と表現した。

 ニチレイフーズの池田泰弘社長は「@新技術で商品を生み出し冷食市場をさらに拡大するA生産効率を高め、大消費地の生活者の豊かな食生活に貢献すること」と工場新設のねらいや目標を挨拶の中で語った。

 式には経済産業省、船橋市関係者をはじめ、建設工事業者、ニチレイグループ各社トップら50名強が参加した。船橋市経済部の福田幸雄部長が祝辞を述べた。福田氏と、同市保健所の筒井勝所長、京葉ユーティリティの鹿倉美彦社長、経産省関東経済産業局企業立地支援課の佐藤成徳課長に、ニチレイ大谷社長、ニチレイF池田社長が加わりテープカットした。

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