冷凍食品(冷食)・冷凍野菜・お弁当の売上・取扱ランキング・ニュース
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●パルシステム、PB炒飯が3年連続1位
高橋尚徳
(週刊冷食タイムス:14/04/08号)
産直原料に組合員の高い支持
| 産直米を原料に使った 直火炒めチャーハンが 3年連続で1位になった |
パルシステム生活協同組合連合会(本部東京、会員9生協)の2013年度(13年4月〜14年3月)の冷凍食品供給高(売上高、以下同)は0.1%減206億6577万円とほぼ前年度並みだった。金額ベースの単品売上げ1位は3年連続でパルシステムPB「直火炒めチャーハン(産直米)2食」だった。今年度も“産直原料”を使用したオリジナル商品の開発に力を入れる。
2013年度は中華惣菜、麺類、米飯、冷凍菓子が好調だった一方、冷凍野菜、フライ、ハンバーグ・肉だんご、アイスが不調だった。供給高がほぼ前年度並みだったのは「11〜12年度が好調だった反動」(パルシステム広報)と見ている。
昨年末の農薬混入事件に該当する商品は1品しか扱っていなかったため、1月の供給実績は2.5%減とそれほど影響を受けなかった。3月は増税前の駆け込み需要で10%増と伸長した。
13年度の売上高1位から3位までは12年度と同じ。上位10品までの商品構成もほぼ同様で、吉野家「すき焼きの具」が12年度の12位から8位にランクアップした一方、4位だったニチロ畜産(現マルハニチロ)「ふっくら和風おろしハンバーグ」が12位にランクダウンした。
また、1〜6位をオリジナル商品が占め、そのうち4品が「産直」を商品名に冠している。3位の「までっこチキンナゲット」は商品名に冠していないが、産直原料を使っている。1位の直火炒めチャーハンに使う産直米は複数の産地の米をブレンドしているという。
今年度も引き続き産直原料を使ったPBの商品開発を強化し、利用を拡大する。 パルシステムが使う “産直”は産地直送という意味ではなく、@生産者、産地が明らかA栽培方法や出荷基準が明らかB環境保全型・資源循環型農業をめざしているC生産者・組合員相互の交流ができる――という4つの原則を尊び、協定書を取り交わした産地を「産直産地」とし、産直産地の生産物を主原料の1つとした加工品を「産直原料使用品」と呼んでいる。
2013年度の売れ筋上位10品(金額ベース) | 順位 | 商品名 | メーカー・ブランド | 1 | 直火炒めチャーハン(産直米)2食 | パルシステムPB | 2 | 餃子にしよう!20個350g | パルシステムPB | 3 | までっこチキンナゲット徳用500g | パルシステムPB | 4 | 徳用焼きおにぎりバーガー(産直米) | パルシステムPB | 5 | 産直米クリーミードリア | パルシステムPB | 6 | 産直小麦の冷凍うどん5食 | パルシステムPB | 7 | 国産若鶏の甘辛ささみカツ250g | オヤマ | 8 | すき焼きの具2食 | 吉野家 | 9 | カットほうれん草(バラ凍結)300g | パルシステムPB | 10 | 国産若鶏甘酢唐揚げ255g | マルイ食品 |
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