●魚食普及・消費拡大に業界結束過去最高の732社が出展 活発な商談
国内外を含めて732社の出展は過去最高。海外からはアイルランド、シンガポールが初めて出展した。 開会式には、林芳正農林水産大臣をはじめ、国内外の来賓が多数出席。大日本水産会の白須敏朗は今年のポイントとして、@魚食普及と消費拡大A輸出促進B和食の主役である魚のアピール――の3点を挙げ、特に魚食普及については「全国の小学生や栄養士を目指す学生さんをお招きし、お魚シャトル号、タッチプールで実際に魚を見て、触って、魚のファンになってもらう。将来の消費の大きな担い手に育っていただきたい。また、シーフードショーを海外販路拡大のチャンスにもしたい」と語った。 今年は国内が624社、海外は18カ国2地域(前回は16カ国2地域)から108社が出展。昨年を大幅に上回る1033小間(前回は701社950小間)となった。 マルハニチロは「マグロの未来、マルハニチロが創る」をテーマにマグロ完全養殖への取り組みを紹介。バーチャル養殖イケスと映像プレゼンテーションを交え、新領域への挑戦を示した。日本水産は「地球から、海から、おいしさと楽しさ、健康と美をお届けします」をテーマに「黒瀬ぶり・喜鮪(きつな)まぐろ・境港サーモン」の3つの国内養殖を中心に、ニッスイグループの商品を紹介した。 極洋は計123品を出展。テーマは「極洋は、進化しています」。市販商品ブランド「シーマルシェ」ゾーンでは「世界中から集めた海の恵みを“マルシェ=市場”のように揃えて、皆様にお届けする」とのブランド・ネームの意味を来場者が体感できるよう、青と白のパラソルの下、シーマルシェ商品38品を展示した。 このほか、世界の寿司職人が腕を競う「ワールド・スシ・カップ」や、魚食普及を目的とした「親子おさかな学習会」「簡単調理教室」なども行われた。 |
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