●日清フーズ、神戸冷食工場が完成安全安心・高能力、「西の拠点」に
同社の冷食事業における西日本地区初の生産拠点となる。日清フーズがこれまで培ってきた技術を集結し、最新鋭の設備と高い生産能力を持つ。東日本地区の既存工場とあわせ生産品目の最適配置を行うことで効率的な生産と安定的な供給体制を構築し、「安全・安心で高品質な製品を顧客に届けるとともに、冷凍食品事業の持続的成長と冷凍パスタ市場のさらなる拡大を図る」(同社)。 ラインの自動化、省人化、高速化により生産効率を向上させている。安全・安心の取組みも徹底しており、生産エリアは衛生管理レベルに合わせて区分している。製造エリアの入り口から衛生管理レベル別に従業員の作業動線を完全に分けており、建物は窓がなく、微陽圧をかけることで埃等の侵入を防いでいる。 生産エリアの随所に「品質保証カメラ」を設置し、工場の入退時にICタグ管理を導入するなど、フードディフェンスも取り入れている。 新工場の稼働に伴い、マ・マーマカロニ神戸工場のドライパスタの製造は宇都宮工場とトルコ日清製粉に移管する。これにより日本のトップメーカーとして、冷凍パスタ事業だけでなく、ドライパスタ事業も一層強固にする。 神戸冷凍食品工場の総工費は28億円。設備能力は年間5200万食。敷地1万6500u。建物(生産エリア)5600u。 |
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