●「新社長」誕生経営手腕に関係者が注目 4月から新年度がスタートする。メーカー、卸の社長交代が相次ぐ。経営トップが交代しても、始まりは前社長が敷いた路線の延長線。新たなカラーが表れるのは実質的には半年後以降となる。得意先、取引先はもちろん、同業他社の注目を集めている。新しい社長の顔ぶれをまとめた。 メーカーでは、マルハニチログループ「ヤヨイサンフーズ」の黒本聡専務が社長に昇任し、川島義則社長は取締役相談役となる。日本ハムグループ「宝幸」は石井良彦取締役執行役員事業本部ロルフ事業部長が社長となり、三輪孝之社長は取締役に退く。 一覧には掲載していないが、大塚製薬グループのイーエヌ大塚製薬は新社長に小松五郎取締役が昇任、戸田一豪社長は退任する。いずれも3月14日付。また伊藤ハム米久ホールディングスは、4月1日付で米久の宮下功社長が社長に、伊藤ハムの押尾守社長は代表権のない取締役会長に就く。 卸では三菱食品の井上彪社長が退任し、三菱商事の森山透常務執行役員が4月1日付で社長に就任、6月の株主総会で代表取締役となる。日本アクセスは6月中旬、田中茂治社長が代表権を持つ会長となり、新社長に伊藤忠商事の佐々木淳一常務執行役員が就く。 旭食品は3月24日開催の臨時株主総会、取締役会で竹内孝久常務取締役管理統括本部本部長が社長に、竹内成雄社長は4月1日付で代表取締役副会長となる。 東京中央食品は4月1日付で狩野弘道社長が代表権を持つ会長となり、狩野昭取締役社長室長が社長に就く。 国分グループ入りしたナックスナカムラの新社長は元ニチレイフーズ社長の相馬義比古氏が就くが、その他の役員体制は未発表。 |
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