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今週の一本

●築地まつり盛況、感謝の思い込め15万人来場  松田陽平 (週刊水産タイムス:16/05/09号)

「海の幸」の魅力に長蛇の列

 築地市場協会など市場関連業者と東京都は、今秋豊洲へ移転する築地市場への感謝をこめて、「ありがとう、築地。築地市場まつり」を築地市場内で3日開催した。81年の歴史に幕を下ろす築地市場との別れを惜しむと同時に、全国各地から集まる新鮮でおいしい魚介類を食べようと約15万人が会場を訪れた。

 まつりの会場には、全国から新鮮な魚介類が集結。産地でしか食べられない浜料理や名産品の店の前には長蛇の列ができた。
 宮城・松島産の大粒の殻付きカキを使った「蒸しカキ」や、貝殻の上に生ウニを山盛りにして焼いた北茨城名産の「がぜ焼き」、岩手・大槌町産ホタテの「浜焼き」など、新鮮な素材の味を楽しめる店の人気が高かった。

 また、「殻付きカキの取り放題」「アサリ・シジミすくい放題」「ねり製品の詰め放題」などお得感満載のイベントを実施したブースも目立った。和歌山の「鮎うまみ焼き」のブースでは、じゃんけんゲームを行い、勝つと1匹200円(通常500円)と格安で提供した。

 海老協会のブースでは、焼いたクルマエビを1皿500円で販売。「焼くのが間に合わないほど」の盛況ぶりだった。

 全漁連のブースでは「貝殻お絵かき」「タッチプール」、大日本水産会のブースでは「カツオ釣り体験」「投網体験」など、子供が楽しめるイベントも多数行われた。

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