●味の素冷凍食品「ザ★シュウマイ」発売食卓の主菜、メインターゲットは男性 味の素冷凍食品は家庭用で、食卓の主菜を想定し、メインターゲットを男性に据えた「ザ・シュウマイ」を12月1日新発売する。「ザ★」シリーズとしてブランド化を決め、「ザ・チャーハン」に続く第2弾商品となる。「ザ★」を商標登録した。 メインターゲットの男性ユーザーを獲得するため、ごろっとした肉の食感、1個32gと食べ応えのあるボリューム・個数(9個入り)、ご飯がガツガツ進む味付けを、重要な要素として追求した。 葱油とXO醤の香ばしさと国産豚肉の肉汁のうまみがジュワッと広がる商品設計。 味の素グループが開発した、食品のコクを増強する「コク味物質」と、同じく味の素グループの「お肉のうま味を引き出す技術」を活用した。ゼラチン様の食感を付けることで、肉汁が流れるのを抑え、口の中に広がる状態を再現した。「簡単に言うと、豚骨ラーメンの脂が舌にまとわりついて残る感じ」(同社)。 外袋のままレンジ調理できる。黒いトレーは器としての利用も想定している。 パッケージはほぼ正方形。黒地に金文字のデザインで「ザ・チャーハン」と統一感を持たせた。売場でコラボ企画も計画している。
テレビCMは商品が店頭に行き渡ると見込まれる来年2月初旬に放映する予定。トレインチャンネルや主要ターミナル駅の大型ビジョンでも放映する。 新規ユーザー獲得で市場を拡大 岡本達也執行役員マーケティング本部家庭用事業部長は「ザ・シュウマイ」の発表に当たり、次のようにコメントしている。 「いい商品ができたので、おまたせするのもどうかと思い、イレギュラーではあるが、この時期の発表を決めた。昨年発売した『ザ・チャーハン』は購入者の約2割が、これまで冷凍食品を購入したことがない新規ユーザーだった。男性が自ら購入する機会も生まれた。市場の拡大に貢献できたという意味では、非常に意義深い仕事ができた。冷凍肉焼売の市場は伸びており、これまで副菜として利用されることが多かった焼売を、中華料理店が出すような主菜に引き上げ、新しいユーザーを獲得すれば、市場をもっと伸ばすことができる」。 同社の調べによると、冷凍肉焼売市場規模は2010年度の79億円に対し、15年は83億円と5%拡大しており、伸長傾向にあるという。 |
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