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今週の一本

●北海道冷食協、昨年の生産量8%減   (週刊冷食タイムス:17/05/09号)

台風被害で農産品に打撃

 北海道冷凍食品協会(藤井幸一会長)がまとめた平成28年の道内の冷凍食品生産量は7.5%減22万8173tと前年実績を下回った。台風被害などの影響で全体の3割超を占める農産物が12.8%減7万3585tと打撃を受けた。

 回答は56社、279工場。

 コーン34.2%減、かぼちゃ23.9%減、にんじん10.4%減、ポテト5.2%減、玉ねぎ4.9%減と主要農産品目が軒並み減少した。枝豆も19.2%減と2割近く減った。

 最大カテゴリーの調理冷食は4.0%減13万3504t。

 最も生産量が多いコロッケは4.3%減だが、コロッケに次ぐ「その他のフライ・揚げ物」は14.5%増と2ケタ伸びた。数量は少ないが、中華饅頭が42.3%増と大幅に伸びた。

 水産・畜産は9.2%減2万1084tだった。ウエートの高い魚類が18.1%減少した。

 用途別では業務用が19万1135t、家庭用が3万7038tと圧倒的に業務用が多い。

台風10号で河川決壊した地域も

 昨年8月の台風10号は気象庁が統計を取り始めて以来初めて、東北地方の太平洋側に上陸した台風。異例とも言える長寿台風で、北海道では8月29日から道東を中心に雨が続き、31日までの総雨量は記録的なものだった。日高山脈周辺では300ミリを超える大雨となった。

 十勝では帯広市で札内川の堤防が決壊。芽室町では芽室川が氾濫して道路や住宅が浸水した。清水町ではペケレベツ川が氾濫して民家が流された。

 橋が流失した地域もあった。

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