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今週の一本

●「しあわせ広がる、冷凍食品」訴求  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:17/05/30号)

冷食協が新キャッチコピー追加

 日本冷凍食品協会(伊藤滋会長)は今年度の広報事業で、平成26年度から使ってきたキャッチコピー「ココロにおいしい、冷凍食品」に加え、新しいフレーズ「しあわせ広がる、冷凍食品」を活用し、冷凍食品が身近なものとして、豊かな生活を送る手助けになることを伝える。併せて、フレンチの三國清三シェフを「冷凍食品アンバサダー」として起用し、冷凍食品の素晴らしさを広く伝える。東京丸の内のパレスホテル東京で24日開いた通常総会で報告した。

三國シェフをアンバサダーに

 今年度の広報事業予算には前年度予算と同額の1億500万円を計上。引き続き冷凍食品に対するネガティブイメージの払しょくに努めるほか、メインターゲットのシニアと男性に加え、子育て世代の比重を高める。

 フレンチシェフで東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問の三國清三氏を「冷凍食品アンバサダー」として起用し、冷凍食品の素晴らしさを広く伝える。

 恒例の消費者向けPRイベントは「冷凍食品の日」の10月18日に、農水省「消費者の部屋」特別展示を10月中にそれぞれ実施する。

 テレビ番組への露出は影響力が大きいため、生活情報番組などへの働きかけを強化する。

 学校給食で冷凍食品の利用率が低い地域への働きかけも検討する。

改定基準の認定
制度円滑に移行

 品質・技術事業では、今年度から施行する、基準を改定した「冷凍食品認定制度」への円滑な移行を最重要課題に掲げた。

 全国で開催する講習会は、HACCP・危害分析講習会に重点を置くほか、洗浄講習会を新たに開催する。アレルゲン管理や施設設備等の洗浄を指導する。

理事を1名追加

 社内の人事異動に伴い理事2名、監事1名の計3名が交代したほか、理事を1名追加して計22名にすることを決めた。フロンの規制や地球環境問題がクローズアップされていることから、前川製作所の石津一二専務が新理事に就任した。

 昨年度末の会員数は6社減の485社。昨年度中に正会員1社、準会員3社、賛助会員6社が加盟したことを報告した。

 伊藤会長は「高齢化や小世帯化、女性の社会進出などを背景に、いわゆる“時間価値”が重視されている。短時間で調理でき、かつ、おいしい食品が求められており、そうした需要に応えられるのが冷凍食品。素晴らしい冷凍食品を継続的に提供することが業界全体の発展につながる。会員と力を合わせて全力を尽くしたい」と挨拶した。

 総会終了後は、著書「バカの壁」で知られる東京大学の養老孟司名誉教授が「脳と生命とこころ」をテーマに講演した。

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