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今週の一本

●シーフードショー22日開幕  井出万寿男 (週刊水産タイムス:18/08/20号)

20周年を記念

真夏の魚の祭典
 20周年を記念する「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(主催=大日本水産会)が22〜24日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。「すしEXPO」「国際水産養殖技術展」「鮮度流通技術展」「フィッシュネクスト技術展」も同時開催。出展者250社だった20年前に比べ、今年は835企業・団体へと発展。来場者数(前回3万3858人)では世界の3大シーフードショー(ブリュッセル、ボストン、青島)をしのぐまでになった。

 海外からの出展は20カ国・地域。初回の11カ国・地域から2倍近い伸びを見せている。来場者数も初回の1万7079人から、ほぼ2倍に増えており、今回は3万5000人を目標としている。

 今回のポイントとして挙げられるのが「輸出拡大」。ジェトロ(日本貿易振興機構)が食品輸出商談会を開催するほか、海外からの来場者誘致を強化するため、海外メディアに向けたPR活動も行った。増え続ける訪日観光客に日本の水産物のファンになってもらおうと、辛子明太子やフリーズドライのナマコ、北海道のウニなど、お土産に適した水産加工品を紹介する。ハラル認証商品もコーナーもある。

 魚食普及で毎回、好評を得ている「親子おさかな学習」は昨年の400人から今年は600人と規模を拡大。「学校給食向け水産食材コーナー」では未利用資源を活用したメニュー提案を行う。手軽・気軽でおいしい水産食品「ファストフィッシュ」もコーナーを設置。魚の消費拡大への大きな力となる。

 漁業の6次産業化、地域活性化という観点からもシーフードショーの存在意義は高い。会場では青森県の「クロマグロなめろう」や宮城県の「超高圧処理冷凍殻付きカキ」など、漁業者自身が生産・加工・流通を一体化した取り組みで付加価値を高めた水産加工品をも見どころ。地元漁師が自信を持って勧める「プライドフィッシュ」コーナーもある。

 東日本大震災や、西日本豪雨の被災地からも水産品、水産加工品が多数出展される。

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