●ニチレイフーズ、米国に冷食生産子会社アジア系商品で展開を加速 ニチレイフーズは米国ワシントン州に冷凍食品の生産子会社「Amy Food LLC」(エィミー・フード)を4月設立する。直営の冷食工場を整備することで北米の冷食事業展開をさらに強化する。
冷凍食品の生産のほか、開発、販売機能を持つ。資本金1740万ドル(約19億1400万円)はニチレイフーズが出資して新たに設立する中間持株会社「Amy Acquisition Inc」が100%出資する。 代表者はニチレイUSAの石橋康治氏がマネージャーとして兼務する。 ニチレイフーズは成長戦略の実現のため海外市場での販売拡大を図っているが、今回の新会社設立はその一環。 米国ではアジアン・フーズカテゴリーの冷凍食品が伸長しているが、同社も現地子会社でアジアンフーズの商品開発や販売網の構築を進めたことにより、売上げが拡大している。 今回、生産子会社を設立し、商品開発、生産機能を強化することで米国でのさらなる事業拡大を図る。冷食新工場の詳細は明らかにしていない。 ニチレイFの今3月期の海外売上げは311億円(前期比6億円増)を見込んでいるが、北米イノバジアン・クイジーン社の前12月期売上げは1億2800万ドル(=140億円)で海外売上げの半数を占め、しかも前期比1000万ドル増と大きく伸びている。イノバジアン社は12年買収した。 |
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