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●台風19号 甚大な被害
(週刊水産タイムス:19/10/21号)
水産・養殖施設など損壊
12日夜から13日にかけて東日本を縦断した台風19号は、記録的な大雨で各地の河川が氾濫するなど、広範囲な地域で甚大な被害をもたらした。水産業関連でも水産施設や漁港施設、養殖施設、加工場などの損壊・浸水などの被害が各地で発生している。被害額など全容はまだ見えない。
宮城県の発表(17日13時現在)によると、県内(仙台市、石巻市、気仙沼市、南三陸町)のふ化場14施設で浸水被害、定置網4ケ統で被害が確認された。また、同じ市町で漁船17隻の転覆や水没などの被害があった。 石巻市、気仙沼市、東松島市、松島町、女川町、南三陸町でカキ養殖施設やカキ、内水面養魚場の魚類などに被害が出ている。 漁港施設では、県管理の27漁港はすべてで調査が完了し被害はなかった。市町管理の漁港は11市町のうち10市町(81漁港)で被害なし。残る1市34漁港のうち28漁港は被害なしで、残り6漁港は調査中。 宮城県内のねり製品メーカーでは、名取市のささ圭・名取店が床上浸水に見舞われた。ブレーカーが飛んで一時的に機能不全となったが、その後の復旧作業を経て15日に営業再開した。 仙台では阿部蒲鉾店、鐘崎は本社、工場ともに冠水などの影響はなかった。塩釜は東日本大震災後の護岸工事が終わっており、水野水産、阿部善商店とも被害はなかった。 石巻の白謙蒲鉾店は工場周辺の道路で一部冠水した個所があったが、工場内への浸水は避けられた。 茨城県の発表(18日10時時点)によると、県内(北茨城市、日立市、ひたちなか市、神栖市、常陸太田市、水戸市、小美玉市、かすみがうら市)で、漁港施設と共同施設の一部破損や養殖施設の破損、養殖魚のへい死・流失、小型漁船の流失・破損などが確認されている。
マルイチ産商「通常通り業務」
マルイチ産商が本社を構える長野市内でも、千曲川の氾濫による住宅街への浸水など大きな被害が発生したが、「長野県内外の各拠点は通常通りに業務を行っている」と15日公表した。同社によると、「高速道路の一部区間での通行止めにより、三陸や関東、中京・東海エリアからの物流が一部滞ったが、15日にはほぼ改善された」という。 群馬県の発表(17日9時時点)によると、「高崎、嬬恋村、桐生市の養鱒漁業者で被害あり。また、水産試験場の本場(前橋市)で倒木あり。箱島(養鱒センター)でギンヒカリ(ニジマス)に被害あり」としている。
千葉では漁船や養殖施設が被害
神奈川県小田原市の鈴廣かまぼこでは本社と、近接する「かまぼこの里」、工場や直営店に大きな被害はなかった。12日は全店休業し、翌日は一部店舗で営業時間の変更があったものの、現在は通常通り営業している。 また、大きな被害を受けた箱根登山鉄道では小田原〜箱根湯本間は通常運行しており、「かまぼこの里」のある風祭駅への下車は可能となっている。 台風15号の影響で甚大な被害を受けた千葉県では、広い範囲で台風19号の被害も受けた。 千葉県の発表(18日10時時点)によると、漁船31隻(南房総市、勝浦市、富津市)が被害を受けたほか、水産加工業3件(銚子市)、養殖施設などの海上施設11カ所(市川市、木更津市、富津市)の被害が確認された。 そのほか、陸上施設(漁具倉庫、漁協事務所など)は県内93カ所、漁港は60カ所で被害が出ている。
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