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●4月1週の冷凍米飯40%増
佐藤巳喜夫
(週刊冷食タイムス:20/06/16号)
農水省レポート、冷凍麺も同時期2ケタ増続く
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農水省によれば、炒飯、焼おにぎりなど冷凍米飯の販売個数は2月4週に前年比37%増と急増。その後2ケタの大幅な需要増加が続き、4月1週がピークの40%増となった。 4月4週以降は1ケタ台増に落ち着いて推移している。冷凍米飯の販売が山となった4月1週は包装餅も73%増と山が高かった。 農水省が「米に関するマンスリーレポート(令和2年6月号)」で公表した。 精米等と米飯加工品は4月4週以降、前年割れとなっているが、包装餅の販売個数はその後も高水準の伸びが続いている。 冷凍麺の販売個数も冷凍米飯同様に2月4週から急増し、5月3週まで2ケタ増ペース。即席袋麺、生麺・ゆで麺、スパゲティも高水準の販売が続いているが、カップ麺は4月3週から前年割れに変わった。 米穀販売事業者の販売数量では、小売事業者向けが2月以降前年を大きく上回って2ケタ増を続ける一方、中食・外食事業者向けは昨年9月から8カ月間前年を下回っている。 販売総量は今年1〜3月まで前年を上回っていたが、4月に中食・外食向けが25%減と大幅減少したため、両者を合わせると4月は6%減と前年を割った。 冷凍米飯を無菌米飯が猛追
農水省の「米に関するマンスリーレポート(令和2年6月号)」の中で、加工米飯は年々市場規模を拡大しているが、大半を占める冷凍米飯と無菌包装米飯がきっ抗しており、先行する冷凍米飯を無菌包装米飯が猛追していることが浮き彫りとなった。 2015年には冷凍17万1501tに対し無菌米飯は13万6886tと約4万tの差があったが、無菌米飯が着実に生産数量を増やしたのに対し、冷凍米飯の伸びが足りず、昨年度(19年)は数量が逆転した。 今年もデータが揃う1〜3月の生産量は冷凍米飯1%増4万4422tと微増に対し、無菌米飯は13%増4万9027tと大きく伸びている。 加工米飯の中で無菌米飯(パックご飯、精米換算)だけを抽出すると、今年1月313t(前年比43%増)、2月351t(66%増)、3月420t(79%増)、4月380t(68%増)と著しい伸びが続いている。この間、冷凍米飯も同様に大きく伸びている。
4月の調理冷食支出は19%増加
総務省統計局がまとめた新型コロナ感染拡大で4月の消費行動に大きな影響が見られた品目として、調理冷食は前年比19.0%増と大きく増えており、3月の22.2%増に引き続き「家ごもり」需要が大きかったことを示す。 毎月公表する家計調査に「追加参考図表」として明らかにした。 公表データの中でパスタが70.5%増と突出しており、即席麺43.4%増のほか、酎ハイ・カクテル42.1%増と家呑み需要も裏付ける。 反対に食事代は63.3%減、飲酒代は90.3%減と外食や外飲みを自粛していた実態がわかる。 マスク、ガーゼ等を含む保健用消耗品は123.9%増と倍増以上の伸び。ゲームソフトも102.8%増と倍増している。
調理食品1%減、一般外食67%減
家計調査4月分で、2人以上世帯の食料支出は7万3919円、前年比実質6.6%減となった。農水畜産品類はいずれも需要増加で2ケタ増えている。 調理食品は9996円で実質1.6%減と減少幅が小さい。一方で一般外食は67.0%減4776円、学校給食も30.5%減351円と支出が大きく減った。
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