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今週の一本

●シーフードショー大阪盛況 万全の体制下で  栗原浩太 (週刊水産タイムス:21/03/22号)

3密避け、濃い商談に

SDGsコーナーを視察する白須会長
(写真右端、平泉洋行ブースにて)
万全のコロナ対策の下、開催に至る
 西日本最大規模の水産展示会である第18回「シーフードショー大阪」(主催=大日本水産会)が大阪市住之江区のATCホール(アジア太平洋トレードセンター内)で17〜18日に開催された。
 コロナ感染予防の観点から例年実施している開会式を自粛。初日開場後に大日本水産会の白須敏朗会長による開会宣言が会場内スクリーンで放映された。白須会長は「例年よりコンパクトな開催にならざるを得ないが、むしろ中身の濃い真剣勝負の場として多くの商談が成立することを心より期待している」と呼び掛けた。
 また、「状況を打開するため、水産物需要の回復に向けて、万全のコロナ対策を前提に開催を決断した」と強調。▽出展者を含め、来場者はすべて事前登録制であること▽試食はルールを守って最小限とすること▽二重の検温やマスク着用、消毒▽通路幅の拡大――などの徹底した対策を改めて示した。
 一部地域が緊急事態宣言下のため規模を制限した実施となったが、「濃密なPRができた」と出展者の評価は上々。各ブースで商談が活発に行われた。

新たに「SDGsコーナー」を設置

 今回は新たに「海と水産業のSDGsコーナー」を設置。「海の豊かさを守ろう」をはじめ、「気候変動に具体的な対策を」「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」など各目標に沿った取り組みや製品が紹介された。
 平泉洋行(東京都台東区、戸張傳二郎社長)は海洋に浮遊するごみを回収する水上ドローン「JELLYFISHBOT(ジェリフィッシュボット)」などを展示した。社会的な課題となっているプラスチックごみやマイクロプラスチックのほか、草木類、油などに対応。リモートコントロール、または自動運転(GPSモード)で稼働する。

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