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今週の一本

●冷食国内生産2%減155万トン  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:21/04/27号)

冷食協 家庭用は数量・金額過去最高

 (一社)日本冷凍食品協会が21日公表した昨年の冷凍食品国内生産数量は2.3%減155万1213tと2年ぶりに前年実績を下回ったが、金額(工場出荷額)は0.7%増7028億円と前年実績をわずかに上回った。コロナ禍で業務用の生産量が昨年末時点の想定を上回って減少した一方、家庭用は数量・金額が大幅に伸び、いずれも過去最高を更新した。

 金額が増加したのは、一部メーカーが炒飯、ハンバーグ、ピザの出荷額の基準を変更したことによる増加が一因にある。
 業務用は13.0%減77万9948t、14.1%減3279億円と大幅に減少し、1990(平成2)年以来の70万t台となった。
 家庭用は11.4%増77万1265t、18.5%増3749億円といずれも2ケタ増。金額が初めて業務用を上回った。
 生産量が大きく増加したのは炒飯(1万6214t増)、餃子(7874t増)、うどん(7486t増)、スパゲッティ(5329t増)など。
 卵製品(1万3726t減)、ピラフ類(1万1753t減)、ハンバーグ(7424t減)が減少したのは業務用の需要減だが、ピラフに関しては家庭用を一時休売した影響が大きいと思われる。
 品目別の生産量は1位うどん、2位コロッケ、3位炒飯、4位餃子で、前年と変わらず。スパゲッティが7位から5位に、グラタンが17位から13位にそれぞれ上昇した。
 工場数は442工場で、前年比で4工場増えたが、増加分が生産数量に与える影響はほとんどないという。
 会員39社を対象に調査した昨年の調理冷凍食品輸入高は4.7%減25万6404t、4.6%減1568億円といずれも減少した。数量は約40%を占める中国産が23.9%減少した影響が大きい。タイ産が9.5%減で、輸入量の21%を占める「その他」が127.3%増えた。

「国内消費量」は4%減284万tに

 国内生産量(155万1213t)と冷凍野菜輸入量(103万2756t)、調理冷凍食品輸入量(25万6404t)を合計した「国内消費量」は3.6%減284万373tと5年ぶりに前年実績を下回った。総人口1億2571万人で割った1人当たりの消費量も22.6kgと0.8kg減少した。
 今年の国内生産量について木村均専務理事は「業務用が昨年ほど落ち込むことはないと思うが、新型コロナウイルスの感染状況次第。家庭用は新規ユーザーが相当数いたので、どの程度定着するかにかかっている」とコメントした。

通常総会は5月19日ロイヤルP

 (一社)日本冷凍食品協会は今年度通常総会を東京日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで5月19日15〜16時開催する。総会後に懇親会は実施しない。

昨年の自然解凍調理品は6%減

 (一社)日本冷凍食品協会が昨年の自然解凍調理冷凍食品の生産.輸入高について会員65社を対象に調査したところ、業務用の国内生産・輸入量が落ち込んだため数量は6.0%減9万8793tと前年実績を下回った。金額は1.4%増817億7900万円と伸長。9割を占める国内生産が1.5%減少したが、輸入品は25.6%増加した。
 家庭用は3.5%増6万4578tと全体の65%を占めている。金額も3.6%増570億9400万円と伸長した。
 業務用は19.9%減3万4215t、3.2%減246億8500万円と数量・金額ともに減少した。
 凍菜、水産・畜産品、菓子・デザートは対象外。

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