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今週の一本

●秋の新商品 家庭用はおかず充実   (週刊冷食タイムス:21/07/13号)

業務用は中食メインに

 冷凍食品メーカー大手の今秋の新商品は家庭用でおかずの充実が目立つ。業務用は好調に推移している量販店惣菜など中食をメインターゲットにしているほか、一般消費者への提案も視野に入れている。外食の回復を期待したいところだが、2019年度の水準に戻るのは「まだ時間がかかる」と各社は見ている。
 ニチレイフーズは家庭用で米飯、チキン、冷凍野菜の既存カテゴリーに新商品を投入しながら、つまみに特化した「今日は家飲み」シリーズ、味付けした野菜を使った冷凍調味料、大豆ミート商品など新機軸の商品も併せて商品化した。
 味の素冷凍食品は「ザ★」シリーズの第4弾として提案したハンバーグが注目を集めそう。業務用はデザート7品を外食向けに提案するが、デザートは汎用性が高いため、さまざまな業態に対応できる。
 マルハニチロの家庭用は「新中華街/極旨!ももから揚げ」が一押し商品。競争の激化が予想される。味は当然ながら500g入りの大容量で差別化できそう。
 業務用のかき揚げは自然解凍、油調、レンジなど多彩な調理法に対応し、一般消費者向けにも提案する。

ニチレイF 復調する惣菜売場にチキン加工品の未加熱タイプ提案

未加熱タイプの鶏竜田揚げ
 ニチレイフーズは今秋の業務用新商品でチキン加工品を拡充する。外食は苦戦が続いているが、スーパー惣菜で売上高構成比が高い温惣菜は今年度復調しており、中でも3割を占める主力のチキン加工品に、未加熱IQF、有名店監修、オリジナルの3つのテーマで取り組んだ。
 「特撰 鶏旨竜田揚げ(生IQF)」は薄衣タイプでカリッとした食感、加熱済みに比べて鶏肉本来の弾力感・ジューシー感が味わえ、使いたい分だけ使える。
 唐揚げ専門店「からあげ!ごっち」が監修した「甘カラ手羽」と、「げんきや(舷喜屋)」が監修した「揚げ鶏(にんにく醤油たれ)」を新発売する。
 オリジナル商品は「チーズと大葉の竜田揚げ」、「大葉とチーズのチキンカツ110」の2品。

老舗料亭「柿安」監修商品を追加

 有名店が監修した「シェフズスペシャリテ」シリーズで、三重の老舗料亭「柿安」が監修した「牛しぐれ煮おにぎり」、「牛しぐれ煮コロッケ(袋入り)」、「豆腐ハンバーグ」、「豆腐の包み揚げ」の4品を新発売する。いずれも牛肉の風味と甘辛の味が特徴の「柿安・特製牛肉しぐれ煮」を使っている。

家庭用は鶏むね肉で「むねから」

 家庭用は、ニーズが高まっている割に商品が足りていないと判断し、鶏むね肉を使った唐揚げ「むねから」を東日本エリア限定で発売する。
 塩麹、みりん、にんにくなどを使った特製だれに漬け込み、しっとりやわらかな食感に仕上げた。米粉を入れて衣を軽い食感にし、一般の鶏唐揚げと比較してカロリー30%オフ、脂質45%オフを実現した。430g入り。タイで生産する。
 つまみに特化した「今日は家飲み」シリーズで「ガーリックシュリンプ」、「根菜入り鶏つくね」、「梅しそささみ焼き」、「なんこつ唐揚げ」の4品を新発売する。60〜120g入りの少量サイズ。トレイ入り。
 大豆ミート商品の第2弾「大豆ミートのからあげ」(6個入り)を投入する。
 「いろいろ使える味付きオクラ&やまいも」は薄口醤油ベースで和風に味付けしたオクラとやまいものミックス。さまざまなメニューに使えるだけでなく、そのまま小鉢の1品としても使える。家庭用はいずれも9月1日発売する。

味の素冷食 「ザ★」第4弾はハンバーグ、ステーキ屋のような“焼き”に

黒色を基調にしたパッケージの
「ザ★ハンバーグ」
 味の素冷凍食品は今秋の家庭用新製品に「ザ★」シリーズ第4弾「ザ★ハンバーグ」を発売する。牛すね肉を100%使用した、ステーキ屋で味わえるような「焼きハンバーグ」に仕上げた。家庭用は一部を除き8月8日発売する。
 「ザ★ハンバーグ」は肉の繊維を壊さないようにチルド温度でミンチにしてから鉄板で両面を焼き、オーブンで中まで火を通して肉のうま味を閉じ込めた。黒胡椒を効かせたにんにく醤油ベースのソースにバターのコクを合わせ、白飯が猛烈に進む味に仕上げた。トレイ入り212.5g。電子レンジ調理。「ザ★」シリーズの特徴でもある黒色を基調としたパッケージデザインが目を引く。

餃子はラインナップを拡充

 餃子はラインナップを拡充して選べる楽しさを提供する。
 「黒豚大餃子」は鹿児島県産黒豚を100%使用したプレミアムタイプ。9個入り270g。
 「レンジで焼ギョーザ」はエリア限定から全国発売に切り替える。北海道限定で発売する「ギョーザ32個ecoパウチ」は包材の一部に使用済みPETボトルから作った再生プラスチックを使い、トレイ不使用。廃棄プラスチック量が同社のトレイ使用品比で37%削減できる。
 主力の「ギョーザ」は豚肉を約1.5倍に増量し、原料の配合や中具の練り方を工夫し、さらにジューシーな味わいに改良した。
 「しょうがギョーザ」はきざみ生姜の配合量を約2倍に増やし、「生姜好きのためのギョーザ」に商品名を変更する。
 「水餃子」は肉を10%増量する。
 一部店舗とECサイトで販売していた「米粉でつくったギョーザ」は小麦・卵・乳不使用。10月3日全国発売する。
 米飯は専門店品質を追求した「地鶏釜めし」(350g)を投入する。同社標準品比で塩分を40%カットした。
 「国産鶏のやさしいからあげ」は小麦・卵・乳不使用のひと口サイズのから揚げ。6個入り126g。
 「やわらか若鶏から揚げ」は衣の食感を改良し、「ザ★から揚げ」はジッパー付きパッケージに。「ゆず胡椒のチキン香り揚げ」はゆず胡椒を増量、「塩麹レモンから揚げ」はパッケージデザインを変更する。

業務用はイタリアンプリンなど

 味の素冷凍食品は業務用新製品でデザートに注力した。イタリアンプリンやハーフサイズのフリーカットケーキなど7品を8月6日発売する。主に外食向けに提案する。
 「イタリアンプリン」は、低温でじっくりと焼成しているため、ねっとりとしつつなめらかな食感。濃厚でコクのある味わいに仕上げた。時間が経過しても崩れにくく、テイクアウトやデリバリーに使える。容器に入れやすいポーションタイプ。電子レンジ解凍も可能。1個約61gで4個入り。
 「ハーフサイズフリーカットケーキ」に、「洋梨とぶどう」、「かぼちゃタルト」、「ティラミス」を追加する。

マルハニチロ 手薄だった食卓惣菜拡大の切り札に市販用に鶏「から揚げ」投入

激戦区である市販用鶏から揚げに
挑戦する
 マルハニチロは秋の新商品を6日リモートで記者発表した。市販用冷食の一押し商品は鶏から揚げ、業務用は野菜かき揚げ。
 市販用「新中華街/極旨!ももから揚げ」(1袋500g入り)は赤坂璃宮の譚オーナーシェフ直伝の“信頼できるプロのレシピ”と、粉をまぶす「ブレッダリング製法」による薄衣の手作り感、1袋500g入りの大容量をポイントに、需要が拡大している食卓向けに提案する。
 同社によれば市販用冷凍鶏から揚げは弁当向けから直近3年間で食卓向けが6割にシフトしているため、手薄だったこの商品カテゴリーに取り組んだという。タイで生産する。
 市販用新製品は、ほかに「WILDishガーリックめし」(250g)、「炙り焼きほたてめし」(360g)、「新中華街/辛味噌五目タンメン」(447g)、「耳までチーズ マルゲリータ」(253g)、「こんがりと焼いたチキンとトマトクリームのドリア2個入」(400g)、「Ocean Blue/まぐろ&タルタルソース」(5個90g)など水産惣菜4品ほか。
 新製品14品、リニューアル15品。新商品14品で初年度35億円の売上げを見込む。

業務用かき揚げは消費者も意識

 マルハニチロの業務用冷食のイチ押し新製品「ベジコーディ/便利な手作り野菜かき揚げ」は自然解凍で提供できるかき揚げ。業務用だが、用途や中身がわかりやすいパッケージで「一般消費者向けにも提案する」(同社)。自然解凍のほか、油調、レンジ、フライパンの揚げ焼きにも対応するマルチクック。
 @5個400gA5個250gB10個350gの3タイプ。タイのN&Nフーズで生産する。
 ほかに「ザクザクささみスティック」、「いかリング唐揚げ」、「いか磯辺天ぷら」、「天然むきえび」、「シーフードミックス」の新製品8品で初年度3億円を見込む。リニューアルは「もっちり麺の焼きナポリタン」2品。

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