●生協の宅配冷食 コロナ一巡で前年超えも4〜9月 丼の具人気変わらず 4〜9月の生協宅配における冷凍食品供給高(=売上高)は、コロナ禍が一巡しても前年実績を上回るか、微減程度で推移しており、新規加入した組合員の利用が定着している模様。各生協とも米飯、麺類、鶏から揚げ、餃子といった主食・主菜系に加え、吉野家「牛丼の具」をはじめとする丼の具の人気が変わらず高い。 パル、前年の反動も3.9%減 パルシステム生活協同組合連合会(本部東京)の冷凍食品売上高は大幅に伸長した前年の反動で3.9%減147億7337万円となった。単品の売上げ1位は昨年と同様、パルシステムPB「直火炒めチャーハン(産直米)2食」だった。 CSネット5%増、焼そば伸長 コープCSネット(本部広島市)の中国地方5生協分の冷凍食品売上高はスイーツや焼きそばが伸長して4.9%増57億8174万円と前年実績を上回った。単品の売上げ1位は吉野家「牛丼の具135g×4」。吉野家「牛丼の具」は3食入り規格が8位にもランクインしている。 ちゃんぽん1位 コープ九州事業連合(本部福岡県)の冷凍食品売上高は3.0%減48億4222万円と前年実績を下回ったものの、前年は2ケタ伸長しており、前々年度比では7.5%増と伸長している。 上位10品中、米飯が3品ランクインしているが、上位20品に広げると、「高菜ピラフ」、「チキンライス」、「鶏ごぼうピラフ」、「えびピラフ」、「パラッと炒めた本格炒飯」、「ふっくら卵のオムライス」と6品ランクインしている。 下期は米飯を含め、好調な麺類、丼の具を引き続き強化する方針。 |
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