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今週の一本

●オンからオフラインへ  橋本武寿 (週刊冷食タイムス:21/10/26号)

リアル展の開催相次ぐ

 業務用卸の展示会の“リアル”開催が都内で11月以降相次ぐ。コロナ禍で多々開催されたオンライン展示会は、表向き賛否両論だが、本音を探ると否定派が多い。某卸トップは「顧客はオンラインではなく、オフラインの展示会開催を渇望している」と語る。外食などのユーザーの期待に応え、有力卸各社がコロナ対策万全で2年ぶりにオフライン展を開く。

サクラ食品工業展には
事前登録者500名が来場した

尾家、11月に都内で提案会2回

 尾家産業(尾家啓二社長)は東京会場での秋季提案会を11月10日、東京流通センターで開催する。午前10時30分〜午後4時。当初は9月14日の予定だったが、緊急事態宣言発令などで延期した。満を持しての提案会テーマは「BOOM(ブーム)」。人気が出る、急上昇、急成長を意味する言葉に込めた意味について尾家社長は「コロナとの共存、さらにコロナが去った後の新時代に人気が急上昇する商品・メニューを予測し、いち早く紹介する」と説明した。
 提案の柱のひとつがヘルスケアフード(病院・高齢者施設向け)の「やさしいメニュー」コーナー。ここでテイクアウト(takeout)と野菜(vegetable)を掛け合わせたTake Vegeを主題に、野菜がたくさん摂れるテイクアウトメニューを提案する。11月27日にはヘルスケアフードに焦点をあてた「やさしいメニュー提案会」を東京の日本橋プラザで開催する。各提案会とも事前登録が必要。
 同社の4〜6月業績のうち外食ルートは苦戦したが、ヘルスケアフードは6.5%増と伸長。本社内にヘルスケアフード営業専任チームを新設し提案力向上を図っている。

久世、コロナ収束見据えた提案

 久世(久世真也社長)は展示会を11月10日、東京の池袋サンシャインシティワールドインポートマートビル4階展示ホールAで開催する。午前10時〜午後5時。事前登録が必要。
 テーマは「外食新時代〜原点回帰+アルファ」で、「外食店運営の原点となるFLコスト低減を可能とする食材、オペレーションの改善を図れる汎用性が高い商品・メニュー、コロナ収束後を見据えた新しい外食の在り方についてのサポートを提案する」(同社)。
 モーニングからディナーまで展開できる汎用性の高い素材、調理効率を上げる食材などを紹介する。

ヤグチ展、企画の柱は“カレー”

 ヤグチ(栗栖信也社長)は「第108回ヤグチ秋季見本市」を11月17日東京の池袋サンシャインシティ文化会館ビル2階展示ホールDで開催する。マルヤ会共催。出展社183社。新規出展メーカーは日東ベスト、嘉恒貿易。
 来場者数制限を実施。開催は午前10時〜午後3時30分。閉幕を1時間早めた。メインテーマは「豊かな実りあるマルヤ会〜豊かな品揃えと専門力〜」。サブテーマは「やっぱりカレーが食べたい」。
 「テイクアウト需要、業態変更、ランチ営業、食品ロス対策などの全てを解決に導くメニューとして、日本人の大好きなカレーを提案する」(同社)。

展示会場でサクラ食品工業の代表取締役3名、佐々木社長(左)と佐々木忠教会長(中央)、箭内勝義副社長、写真撮影時のみマスク非着用
サクラ食品工業展 入場制限を緩和 売上げ回復

 業務用食品卸のサクラ食品工業(東京都調布市、佐々木栄一社長)は昨年に続き今年もオフライン展示会を東京水道橋の東京ドームシティプリズムホールで20日実施した。
 テーマは「変える力」。
 事前登録済みの外食ユーザー500名が来場した。出展社数を100社以内に制限。100社が120小間出展した。
 コロナ以前の同展示会は2千名以上が来場する催しだったが、前回に続き今回も入場者を制限することで安全を最優先した。
 昨年は制限300名だったが、今回は500名に上限を引き上げた。試食は前回禁じたが、今回は専用ブース内に限り試食ができるなど対策を行った。手渡しは一切禁止した。
 佐々木社長は展示会朝礼で「業務用市場の風向きは徐々に良くなっている。年末にかけての繁忙期を追い風にして、社業を発展させる」と取引先に対し意気込みを示した。

2〜9月売上高一昨年比15%減

 同社の今1月期(57期)業績はコロナ前の55期との比較で、2〜9月売上高15%減と健闘している。前年同期比では増収。
 利益面も社員荷役・配送の比率を高める内製化など経費節減の努力で確保している。
 前期の年商は前年比3割減の38億7千万円と厳しかったが、今期は45億円台まで回復する見通し。
 取引先外食店の概況について佐々木社長は「サラリーマンに支持されている店と比較すると、若者に支持されている店の方が好調。エリア別でみると中央線、京王線沿いの郊外店舗が都心店舗よりも堅調」と説明している。

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