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今週の一本

●相対商売再スタート  橋本武寿 (週刊冷食タイムス:21/11/16号)

尾家産業提案会 PB商品の提案に注力

安全対策を施したうえで、試食提供は
コロナ前と同じ形式に(尾家展)
東京会場でスタッフと尾家社長(右から4人目)、坂口取締役(同2人目)、松林執行役員(左)
 尾家産業が都内で開いた秋季提案会に事前登録済みの600名が来場した。松林克次執行役員東日本統括は「提案会は個々の課題を聞くワントゥワンマーケティングの一環」と記者会見で説明した。オンライン提案も一定の成果があるものの、顧客と直に接する提案会には代えがたいという。
 「業務用の提案は相手の顔をみないとしっくりこない。昨年はリアル提案会を東京で実行できず、今年も一時は無理かと思った。延期を余儀なくされたが、開催できた」(松林氏)。

国産鶏肉使用のチキンカツ提案

 東京会場の同社オリジナルコーナーで@鍋メニューAやさしいメニューB記念日メニューCおせちDプライベートブランド(PB)商品を紹介した。特にPB商品の提案に力を入れた。
 冷凍のPB新商品として国内製造の「サクッと美味しいメンチカツ」、国産鶏肉を使った「チキンカツ60」、国産長芋使用「国産きざみ長芋」、タイ産いんげんを加工した「今すぐ使えるカットいんげん」を試食提案した。
 やさしいメニューは野菜を1/3日分摂取できる麺、パン、丼のメニューを紹介した。PB商品をはじめカゴメ、伊那食品工業、CJ FOODS JAPAN、ニチレイフーズ、キユーピー、ノースイ、神栄、日清フーズ、日本水産、J−オイルミルズ、三島食品、味の素、エム・シーシー食品、ケンコーマヨネーズの商品を使い計6品のやさしいメニューを仕上げた。
 オリジナルコーナーの一角で尾家産業PB商品の他、ヤヨイサンフーズ、不二製油、ケイエス冷凍食品、マルコメ、ハウス食品、太堀、味の素冷凍食品、カゴメ、ケンコーマヨネーズのプラントベースドミートを紹介した。
 東京会場の出展メーカー約130社。(株)エヌケーフーズ、(株)まつのが初出展した。(株)まつのは野菜・果物を取り扱い、業務用加工も幅広く対応する。首都圏では当日発注、当日納品に対応することなどを伝えた。

生鮮3品を強化10月以降全社で

 尾家産業はMVF(生鮮3品)の取り扱いを強化する。従来は事業所ごとに生鮮3品のニーズに対応してきたが、10月以降、全社一体で取り組む体制とした。
 大神良次執行役員営業企画統括兼物流部長兼マーケティング部長が10日明らかにした。

新潟で25日開催

 尾家産業は秋季提案会を新潟市産業振興センターで25日開催する。9月開催予定を11月に延期した。同社の秋季提案会は広島、東京に続き新潟が3会場目となる。
 名古屋、福岡、京都、神戸の各会場開催はコロナ対応で中止した。

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