冷凍食品(冷食)・冷凍野菜・お弁当の売上・取扱ランキング・ニュース

水産タイムズ社
トップページお問い合わせサイトマップ
今週の一本

●“水産日本復活”へつなぐ  井出万寿男 (週刊水産タイムス:22/02/21号)

大水、創立140周年記念式典

抱負を語る白須会長
 大日本水産会(白須敏朗会長)は創立140周年記念式典を東京・赤坂の石垣記念ホール(三会堂ビル)で14日開いた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同会役職員らに出席者を限定し、三密を避ける形で行われた。
 大日本水産会は明治15年(1882年)2月、国内水産業の改良進歩を図ることを目的に設立された。当時は行政が未分化だったため、行政の代行組織として機能。以来、日本を代表する唯一の水産業総合団体として、黎明期より現在に至るまで業界をけん引してきた。
 白須会長は「水産業が時代とともに変化していく中、本会は川上の漁業生産活動の支援から、川下の需要拡大活動など、時代のニーズに合わせる形で積極的に対応してきた。水産業界の振興・発展のため、政治・行政に業界の要望を伝えるとともに、進むべき方向へ業界をリードしてきた。現在、水産業界を取り巻く環境は引き続く不漁やコロナなど、かつてないほど厳しいが、大いに知恵と工夫を凝らし、この時代を乗り越え“水産日本復活”へとつなげていきたい」と呼びかけた。

さらなる発展を

 永年勤続者表彰の後、マリン・エコラベル・ジャパン協議会の垣添直也会長は「日本の漁業はこれまで捕鯨、スケソウダラ、イワシと3つの山があった。魚を獲る産業から、資源から価値を生み出す産業となり、これからは持続可能な社会をつくるための貢献が求められている。オール水産の団体として大水のさらなる発展を祈る」とエールを送った。

水産タイムス 冷食タイムス
(C) Copyright 2004-2015, Suisan Times Co., Ltd. All Rights Reserved.
当サイトに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。  お問い合わせ |サイトマップ著作権・記事使用・リンク・個人情報の保護などについて>>