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●中央魚類 ホウスイ株をTOB
松田陽平
(週刊水産タイムス:22/03/07号)
中央魚類(東京都江東区、伊藤晴彦社長)は2月28日、東証一部上場の連結子会社、ホウスイ(東京都江東区、中島廣社長)の普通株式の公開買い付け(TOB)を実施することを発表した。完全子会社とすることが目的で、TOB成立後、ホウスイ株式は上場廃止となる見込み。 中央魚類とホウスイは、4月4日の東京証券取引所における新市場区分への移行に合わせ、スタンダード市場を選択。スタンダード市場の上場維持基準として、流通株式比率25%以上の基準が設定されているが、ホウスイの流通株式比率は16.3%で、基準を満たすためには中央魚類が所有するホウスイ株式(55.15%)を売却する必要があった。
日水も応募を表明
中央魚類はグループ戦略について検討を重ねた結果、ホウスイ株式を売却することよりも、中央魚類がホウスイ株式をすべて取得し、完全子会社とすることが中央魚類グループの成長にとって望ましいものと判断した。 第2位株主の日本水産(東京都港区)は、所有するホウスイの株式すべて(所有株式数232万7814株、所有割合27.80%)を公開買付けに応募する旨の契約を中央魚類と締結した。日本水産が所有するホウスイ株式のすべてが応募された場合、応募株券などの総数が買い付け予定数の下限96万4400株(所有割合11.52%)を上回るため、公開買付けは成立する見込み。 ホウスイ株式は、公開買い付けが成立した場合、東証の上場廃止基準に合わせて上場廃止となる。 今回のTOBにおける買付予定数は375万5621株。買付価格は1株あたり1220円で、買付代金は約45億8200万円。
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