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今週の一本

●FOODEXでフローズンアワード 6部門に分けてバイヤーら審査  高橋尚徳 (週刊冷食タイムス:22/03/15号)

各部門で金賞を受賞した
企業の代表者ら
 FOODEX JAPAN(国際食品・飲料展、3月8〜11日)は、冷凍食品を「プチ贅沢ディナー」など6部門に分けて審査・表彰する「フローズンアワード」を実施、会場の幕張メッセで10日表彰式を開いた。入賞商品はメディア露出が増えるほか、会場近くにある「イオンスタイル幕張新都心」では特設コーナーがあり、販売増が期待できる。

「プチ贅沢ディナー」など

 プチ贅沢ディナーのほか、ヘルス&ウェルネス、ローリングストック(パスタ、麺、米飯、惣菜など)、トレンド、スイーツ、新商品(22年発売)の計6部門に分け、食品・飲料を扱う企業のバイヤーと一般審査員計100名が「味」、「安全性・栄養価」、「ボリューム」、「簡便性、時短調理効率」、「共感力」などの項目をそれぞれ5点満点で審査し、各部門で得点の高い順に金、銀、銅賞を決めた。
 プチ贅沢ディナー部門の金賞はニチレイフーズ「スープ溢れる 絶品小籠包」。
 表彰式で記念品を受け取ったニチレイフーズの片岡恵美執行役員首都圏支社長は「冷凍食品がプチぜいたくと言ってもらえる時代が来たことは感慨深い。これからも『冷凍食品だからこそおいしい』と言ってもらえるような商品を開発・提案したい」と謝意を表した。
 同部門の銀賞はニップン「REGALO 濃厚ラグーソース」。銅賞はライフフーズ「今宵亭 ブロッコリーと魚介のアヒージョ風」だった。
 ヘルス&ウェルネス部門で金賞に輝いたのは味の素冷凍食品「五目炒飯」。
 味の素冷凍食品の土田伸一国内統括営業部首都圏リテール営業部長は「五目炒飯は1970年代に五目ごはんとして発売した。時代の流れや生活者ニーズの変化に対応しながら、ちょうど3年前に減塩機能を付与し、冷凍食品で健康課題が解決できるようになった」と説明した。
 同部門の銀賞は日本ハム冷凍食品「ナチュミート 焼売」、銅賞は明治「オリゴスマートコク深バニラ/抹茶」だった。
 その他の部門の金・銀・銅賞は次の通り。
 ▽ローリングストック部門金賞=ごっつ旨い お好み焼(テーブルマーク)、銀賞=横浜あんかけラーメン(マルハニチロ)、銅賞=国産鶏鶏つくね串(照焼)(ケイエス冷凍食品)
 ▽トレンド部門金賞=大阪王将 羽根つきスタミナ肉餃子(イートアンドフーズ)、銀賞=辛メシ(日本水産)、銅賞=ベーコン入りほうれん草ミックス(ノースイ)
 ▽スイーツ部門金賞=ミニカップ クラシック洋菓子ナポレオンパイ〜苺とカスタードのパイ(ハーゲンダッツ・ジャパン)、銀賞=&“metime”猿田彦珈琲原料使用珈琲ティラミス(三菱食品)、銅賞=ムーンライトクッキー生地/チョコチップクッキー生地(森永製菓)
 ▽新商品部門金賞=日清本麺 ゆず塩ラーメン(日清食品冷凍)、銀賞=マ・マー大盛り生パスタ ゆず香る明太子クリーム(日清製粉ウェルナ)、銅賞=タコライス(ハインツ日本)
 フローズンアワードには冷凍食品・アイスクリームメーカー22社が参加した。過去3年間は「活躍する女性を応援するフローズンフード」をテーマに「美食女子アワード」を企画・実施してきたが、今年はより幅広い層に向けた企画として名称を変更した。
 表彰式に先駆け、FOODEX JAPAN2022企画委員長を務めたイオンリテールの七尾宣靖執行役員食品本部長と、副委員長を務めた三菱食品の山根隆幸執行役員低温事業本部長が「フローズンフーズの新たなる魅力・価値とは?」をテーマにパネル討論した。

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