●横浜冷凍 マサバ養殖で茨城県と協定養殖事業の実現性を検証
茨城県の海岸線は地形的に養殖に不向きとされ、養殖事業は霞ケ浦、北浦などの内水面で行われてきたが、「水産業のさらなる成長化を図るためには、気象や天然資源の変動に左右されない養殖業の創出が不可欠」(大井川知事)として「いばらきの養殖産業創出事業」を立ち上げた。令和4年度はICT技術を活用した養殖業のビジネス化に向けた実証事業(2022年4月〜24年3月)を行う。 魚種は茨城県栽培漁業協会で育成中のマサバ。今後、海面イケス(5×5×3.5m)4面を県内(場所は未定)に設置し、養殖用ICT機器の導入による省力化やコスト削減などで養殖事業の実現性を検証する。 ネットワーク活用してサバを販売 事業のパートナーとなった横浜冷凍は、生産されたサバを同社の販売網を活用して採算性や事業の可能性を検証。実証事業を経て商業化が可能と判断された場合は事業主体を同社に移管し、茨城県内で養殖事業を本格的にスタートする。 |
||||