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今週の一本

●(一社)フローズンエコノミー協会発足  橋本武寿 (週刊冷食タイムス:22/06/21号)

味の素冷食、エア・ウォーター、ニップンら会員55社

山口代表理事
 (一社)フローズンエコノミー協会(山口翔代表理事)がこのほど発足した。同協会の前身はフローズンエコノミーラボ。同ラボは昨年9月に加盟11社で発足。現在、加盟企業数は55社となっている。異業種同士が冷凍品について定期的に議論する場はこれまでなかったが、同協会が具現化する。今秋には冷凍品をテーマにディスカッションするフローズンエコノミーサミットを開催する。
 フローズンエコノミー協会の正会員は味の素冷凍食品ら冷凍食品の提供事業者、賛助会員はシャープら“冷凍食品提供事業者を除くパートナー”で構成する。加盟社で連携したプロジェクトの実施や、定期的な勉強会、イベント、情報交流会などを行う。
 事業年度は5月〜4月。年会費3万円。
 代表理事の山口翔(株)パンフォーユー取締役は「より多くの冷凍品が流通するためには、企業種別や規模に関わらず各事業者が連携し、それぞれの知見共有や交流を深めることが重要」と指摘したうえで、「プロジェクトを通じて、生活圏の様々な場面での冷凍保存スペースを拡大し、サステナブルでより豊かな生活の実現、さらにフードロスの削減とともに冷凍経済圏の拡大をめざす」と協会の方針を示している。
 オープンイノベーションを促す組織とする考え。

味の素冷凍食品石原部長ら幹事

 理事は丸山晃司(株)丸山製麺取締役、竹田典高まねき食品(株)代表取締役、岡広樹ゴーフード(株)代表取締役CEO。
 幹事は石原敏章味の素冷凍食品(株)新事業開発部長、外賀裕子シャープ(株)国内冷蔵商品企画部課長、春日慶一三菱地所(株)DX推進部統括、三輪謙二朗レンティオ(株)代表取締役社長、片山由隆(株)yoloz代表取締役社長、松本誠(株)ジェイトップ常務取締役。
 監事は関克紀(株)Tokyo Bento Labo代表取締役。

水産タイムズ社主催の冷食ウェブセミナーで討議する山口氏ら(左)
フローズンエコノミー協会幹部
流通しやすい環境づくりが使命

 フローズンエコノミー協会のミッションに@食品の冷凍に関する正しい認知の拡大A冷凍された食品が流通しやすい環境づくりB冷凍イコールフードロス削減の認知拡大を掲げている。

フロエコサミット11月都内開催

 フローズンエコノミー協会は冷凍品のトレンド、課題、解決策などを、業種を超えて話し合うカンファレンス「フローズンエコノミーサミット」を東京赤坂の東京ミッドタウンで11月29日、30日の2日間に渡り開催する。
 事前登録制、無料。定員300名。

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