●ニッスイ 社名変更 新たな一歩踏み出す水産にこだわらず “食”の可能性を追求 1日に日本水産から社名変更(商号変更)した「株式会社ニッスイ(英文:Nissui Corporation)」(東京都港区、浜田晋吾社長)は同日、東京・西新橋の本社で年末会見を行い、社名変更の目的や今後の事業方針を説明した。
浜田社長は「ニッスイとして新たな一歩を踏み出した。社名変更は賛否半々だったが、新たなミッションを踏まえて最終的に決断した。110余年の間、海に関わる事業で育んできた他社にはないバリューチェーンの強みを生かし、これからは『水産』にこだわることなく、健康生活とサステナブルな未来に向けて、新しい“食”を創造していく」と語った。 浜田社長は同日、社内向けに「かつて未知なる大海原へと漕ぎ出していった創業のスピリットに思いを馳せ、今まで以上に様々なことにチャレンジしてほしい」とのメッセージを送った。 会見では、コロナ禍で中断を余儀なくされたニッスイグループのNGLC(ニッスイ・グローバル・リンクス・カンファレンス)が3年ぶりに開催できたことにも触れ、「海外の資源やマーケットへのアクセスを強化し、グループ間の連携や新たなパートナーとの取り組みを加速させる」との方針も示した。
今後の事業展開に向けては「急激なインフレや円安など、事業環境の急変が予想されるが、変化への対応力を上げ、新・ニッスイグループ全体で中期経営計画の達成に向けてまい進していく」との決意を表明した。 グループ企業も社名を変更 ニッスイは新たなミッションを定義すると同時に、2030年のありたい姿を「人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニー」とする長期ビジョン「GoodFoods2030」を策定。ブランドシンボル、タグラインを刷新した。 |
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