●MELとCSC 相互認証へ協働開始
RFMはアラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)が2010年に設立し、16年に世界で初めてGSSIの承認を受けた認証プログラム。2020年にRFMのスキームオーナーがASMIからCSCに代わった。 CSCはアラスカ州以外の漁業へ認証を拡大すると同時に、世界のRFMプログラムとの提携を推進している。2022年にはアイスランドRFMとCoC認証規格を統合した。 2019年12月にGSSIの承認を受けたMELは、20年10月にCSCとCoC相互認証などに向けたキックオフ会議をオンラインで実施。方向性を確認した上で、定期的にオンラインでの話し合いを続けてきた。 22年4月のバルセロナシーフードショーで、フィーナCSC理事長と垣添MEL会長の初となる対面でのトップ会談が実現。同年11月にCoC相互承認などに関する提携に向け、協働作業を進める内容の合意書を締結した。 垣添会長は会見で合意までの経緯を説明し、MELとRFMの共通項として@FAOガイドラインに準拠AGSSIの承認取得B認定機関がIAF(国際認定フォーラム)のメンバーであること――を挙げた。 北米でのMEL商品の販売機会増やす 今後はプロジェクトチームを立ち上げ、双方のCoC認証規格や管理運営規定などを精査し、相互承認のスキームを構築していく。また、双方の認定機関、認証機関の間で審査システムの調整や相互承認協定を締結。ロゴマーク使用に関する統一した規定を設けるなど、準備が整い次第、正式にCoC認証規格の相互承認協定を締結する計画。 |
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