●水産功績者表彰式 秋篠宮殿下もご臨席大日本水産会 受章者35名を称える
今年で107回目を迎える水産功績者表彰は、陸奥宗光や渋沢栄一といった歴史上の偉人も受章者に名を連ねる歴史と伝統ある表彰。総受章者数は3337人に上る。冒頭挨拶で枝元会長は「大日本水産会が水産業振興の中枢として活動できたのは受章者のおかげ」と謝意を伝えた。 また、水産業界を取り巻く厳しい環境の中で「可能性を最大限生かし、水産物の役割を発揮するためにも構造改革が必要。そのためには受章者の叡智が不可欠」と引き続きの尽力を求めた。 秋篠宮殿下は「幼少の頃より魚をはじめ水族に親しんできた。水産業に携わる皆さんに会えてうれしい。本表彰者事業が日本の水産業の維持発展に寄与する契機になると期待する」と述べられた。 来賓として出席した舞立昇治農林水産大臣政務官は受章者を称えるとともに、ALPS処理水の海洋放出について「国際原子力機関(IAEA)の報告書の内容を含め安全性を透明性高く国際社会へ発信し、現場に寄り添った対策に万全を尽くす」と語った。 魚食普及功績者は6人を選んだ。NPO法人海辺つくり研究会(神奈川県)の木村尚理事・事務局長が、受章者を代表して枝元会長から感謝状を受け取った。 |
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