●復興水産物の消費拡大を三陸・常磐キャンペーンでコンビニ3社が初のコラボ
「いつものコンビニでも、ごひいきに!」と銘打ち、三陸・常磐の水産物を使った各社オリジナル商品を12月5日から売り出す。 経産省で11月28日に開いた記者発表会には、永松文彦セブン社長、細見研介ファミマ社長、竹増貞信ローソン社長が揃い踏みで登壇した。同じキャンペーンで3社がコラボレートするのは初とみられ、ALPS処理水の風評に打ち勝つうえで強力な援軍を得たかたちだ。 会見には西村康稔経産相が出席し「安全性については毎日モニタリングを行い、データもすべて公表して安全・安心であることを確認している。さらに今回はコンビニ大手3社がそれぞれ工夫を凝らして、自信のある商品を提供すると聞いている。おいしいのは間違いない。ぜひ多くの方に味わってほしい」と呼びかけた。 販売商品はセブンが「松川浦産あおさ混ぜ飯のり佃煮おむすび」「三陸産わかめとめかぶの春雨サラダ」など6品、ファミマが「三陸産わかめの鮭わかめおむすび」「宮城県産金華ぎんの塩焼き」など17品、ローソンは「焼鮭のっけ盛り弁当」「伊達なしらすおにぎり」など3品。東北地方を中心に一部全国で12月18日まで販売する。ファミマは2月5日まで続ける。 会見で永松社長は「三陸常磐の魅力発信に貢献していきたい」と語り、ハチマキ姿の細見社長も「三陸常磐沖で獲れた魚介類310tを使って1200万食用意した。一人でも多くのごひいきさんを増やしていきたい」と力を込めた。 竹増社長は「コンビニ3社が揃って協力するのは初めてでワクワクしている。3社の足し算ではなく掛け算で地域を盛り上げたい」と意欲を語った。 会見にはアンバサダーのお笑いコンビ、アルコ&ピースとタレントの横山由衣さんも参加し、各社の商品を試食。キャンペーン始動を盛り上げた。 |
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