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今週の一本

●ニッカネ 東海に進出  橋本武寿 (週刊冷食タイムス:24/03/05号)

静岡営業所を開設 山梨もフォロー

静岡県富士宮市内に開設した
「静岡営業所」
金田社長
湊谷所長
 ニッカネ(栃木県宇都宮市、金田陽介社長)は東海地区に進出する。16カ所目の拠点「静岡営業所」(湊谷光貴所長)を静岡県富士宮市三園平に13日開設する。静岡から山梨までをカバー。従来は神奈川の営業所が静岡・山梨まで営業・物流を行ってきたが、静岡の売上げが順調に伸び、一方で神奈川の拠点が手狭になってきたことから、静岡営業所を開設した。
 立地は富士宮市南部、新東名高速の新富士インターから約8km。広域にアクセスできる。
 敷地643坪、延べ床549坪、鉄骨構造2階建。倉庫1階に冷蔵庫172坪、冷蔵庫を兼ねた低温荷捌き場(入出庫バース9基)107坪、常温庫70坪、2階に常温庫113坪。事務所49坪。社員7名。事務所から富士山がよく見える。
 静岡営業所のお披露目式を同所内で、落成祝賀会を富士宮市内で、26日に執り行った。取引先企業の関係者ら200名が参集した。
 金田社長は落成祝賀会で「社員一同、静岡の地でも頑張り、当社の名前を大いに訴求し、取引先の期待に応えるよう努める」と意気込みを示した。
 静岡営業所開設までの過程について金田社長は次の様に語った。

10年前は87億円前期297億円

 「10年前の当社の年商が87億円、前9月期単体売上高が297億円。大きく伸びた要因のひとつは10年前、神奈川営業所を開設したことにある。栃木、群馬、茨城、埼玉、千葉に加え、神奈川にも拠点ができたことで関東全域に配送できると得意先に言い切れるようになったことで伸長した。
 当社の顧客は給食会社や高齢者施設等が多く、広域に展開している。顧客の目線に立てば、関東エリアを複数業者に任せるのではなく、1社に任せることで効率化し、価格交渉ではスケールメリットを出せる。そのため当社が神奈川に営業所を構え、関東全域で一括物流ができるようになり、仕事の依頼が増えた。
 神奈川営業所は現在、宇都宮支店に次ぐ売上げ2番目の拠点となった。神奈川ができたことで、静岡方面からも仕事の依頼が来るようになり、静岡営業所開設に至った。生鮮3品を含めた一括物流の具現化にも取り組み、300億円規模の年商になった。
 売上げも大切だが、さらに大切なことは、仲のよい楽しい職場にすること。その点、静岡営業所には湊谷光貴所長をはじめ、本当によいメンバーが集まった」。

今期320億円静岡3億円目標

 人見正幸専務は静岡営業所お披露目式で「静岡営業所の今期売上げ目標は3億円。全社で今期320億円という大きな目標に向けて営業を行っているが、この中に静岡の売上げ目標を含んでいる。静岡エリアで当社の知名度は低く、しかも同業他社が多数あるが、本社営業部もバックアップし、社員一同で頑張る」と語り、パートナー企業に協力を求めた。
 六川貴博取締役が静岡営業所の概要を説明した。
 落成祝賀会では、味の素の高橋孝治関東支店長が来賓祝辞。マルハニチロの東正美執行役員関東支社長が乾杯の発声。キユーピーの松井和彦関東支店長が中締めを務めた。

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