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今週の一本

●マルハニチロが紀文食品と提携  松田陽平 (週刊水産タイムス:24/04/01号)

両社の強み生かし、国内外で食品事業拡大

 マルハニチロ(東京都江東区、池見賢社長)は3月25日、紀文食品(東京都中央区、堤裕社長)と資本業務提携契約を締結した。
 同社は業務内容の推進に向けた長期的な提携関係の構築・強化のため、紀文食品の筆頭株主であった保芦將人氏(持株比率21.71%、2023年9月末日時点)より紀文食品の株式を相続した3名の相続人と、第2位株主(同5.47%、同)の紀鳳産業との間で、普通株式226万1200株(発行済株式総数の9.90%)を取得する株式譲渡契約を締結。同契約に基づき、東京証券取引所の立会外取引で3月27日譲受した。譲受価額は28億2000万円(1株当たり1247円)。
 同社は提携について「両社の食品事業の拡大を目的として、本提携契約を締結することとした。それぞれが有する強みを生かし、国内外の食品事業での協業を通じた拡大を図るとともに、両社共同での新製品開発による新市場の創出なども検討し、顧客価値の向上と両社の企業価値の向上をめざす」としている。
 業務提携の具体的な方針と内容については、今後両社が協議していく。
 業務提携の対象となる主な項目は次の通り。
 @国内事業における製品の開発、製造、販売並びに研究開発、物流、コスト削減に関する事項(▽相互の製品群、それぞれの持つ商流などの強みを生かした相互の拡販の検討▽両社が持つ物流網の相互活用による物流効率化及びコスト削減の検討▽両社共同による新製品開発の検討▽両社の生産拠点を生かした生産の最適化及びコスト削減の検討▽両社の研究開発部門の協業によるR&Dの取り組み促進)
 A海外事業における製品の開発、製造、販売に関する事項(▽北米、欧州における両社の商流を生かした両社製品の拡販を検討▽アジア地域での両社の商流を活用した両社製品の拡販及び両社の生産拠点の協業による生産効率化▽両社共同による海外消費者の需要喚起を促すような新製品開発の検討)

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