●マルハニチロ 高輪ゲートウェイに移転JR東日本、東大と協創プロジェクト 東日本旅客鉄道(喜勢陽一社長、以下JR東日本)と東京大学(藤井輝夫総長)による「プラネタリーヘルス」の創出を目的とした協創プロジェクト「Planetary Health Design Laboratory」(PHD Lab.)に、マルハニチロ(池見賢社長)が新たに加わった。JR東日本が高輪ゲートウェイ駅前に開発中の「TAKANAWA GATEWAY CITY」を約10万人の来街者が対象となる実験場として、人と地球に優しい未来の食「プラネタリーヘルスダイエット」の実現に向けて、3者による産学連携の取り組みを推進する。
マルハニチロは東京大学と「海といのちの未来の創造」に関する連携・協力することを目的とする基本合意書を5月31日締結。協創プロジェクトに参画するとともに、2026年2月に「TAKANAWA GATEWAY CITY」に本社を移転することを同日発表した。 東大の知見とJR東日本のデータ生かす 「魚食のリデザイン」について池見社長は魚食における様々な課題を挙げ、「水産物を手に取りやすいようリデザインすることで、環境や資源に配慮したサステナブルな魚食の拡大に挑戦し、地球資源の有効活用、食料問題の解決に3者で取り組んでいく」と説明。「パーソナル・スーパーフード」については「JR東日本の『Suica』と連携したPHR(個人健康データ)と、東京大学の食品利用情報学やAI栄養学、当社の食の知見を組み合わせ、一人ひとりの健康状態や食シーンに合った完全健康食品をタイムリーに提供できる仕組みづくりに挑戦する」と方針を示した。 |
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