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今週の一本

●冷食協 消費者PRイベント一新  御調陽光 (週刊冷食タイムス:24/09/24号)

商業施設で若年層に試食

 (一社)日本冷凍食品協会は10月の「冷食月間」のメインイベントである消費者PRイベントを一新する。商業施設内での試食提案というカジュアルな形式で若年層や家族連れへの訴求をめざす。
 今までイベントのメインターゲットだったシニア層から、今後冷凍食品の使用が見込まれる若い層やファミリー層にターゲットを広げ、市販用冷凍食品を使った自宅で簡単に調理できるアレンジメニューの試食を通じて冷凍食品の魅力を伝えるのが目的。
 10月18日の「冷凍食品の日」が平日の場合は子連れや若年層が参加しづらかったことや、イベントで提供するメニューがホテルシェフの考案で一般的な市販用冷凍食品を使用したものでないため、自宅で再現するのが難しいという声が出ていた。
 PRイベントは「れいしょくキッチン」と題して、10月18日と19日の2日間、東京の「アーバンドッグららぽーと豊洲」の屋外イベントスペースで開催する。冷凍食品を活用した冷食協職員考案のアレンジメニュー3種を「冷凍食品の日」に因み、計1018食を11時30分〜18時30分のイベント時間内で複数回に分けて提供する。試食品3種のうち1種は2日間共通で、残りの2種は日替わりとし、1日当たり2種を提供する。協会スマホアプリの紹介やパネル展示、レシピブックの配布も実施する。
 PRイベント前日の17日には事前告知を強化するためにメディア発表会を開き、若い層に人気のあるタレントを招いたミニトークショーを繰り広げる。タレントを起用した動画をイベント期間中に会場内で放映する。

雅叙園東京でランチ会11月7日

 長年継続していたホテルでのトークショー形式を踏襲したシニア層向けのランチ会をホテル雅叙園東京で11月7日開く。50代以上の女性に特化した情報誌「ハルメク」とタイアップした。
 冷凍食品アンバサダーの三國清三シェフのトークショーや冷凍食品を活用したホテルシェフ考案のランチコースが楽しめる。定員95名に対し、120名のキャンセル待ちが出ている。
 農林水産省「消費者の部屋」での展示や、東京都消費者月間実行委員会が開催する「交流フェスタ2024」に出展する。新聞広告の掲載や冠ラジオ番組の放送、九州・沖縄に重点を置いたメディアミックスを通じて「冷食月間」を盛り上げる。
 出倉功一専務は「今まで一定の客層が集まるイベントを継続していたが、誰もが使いやすくをコンセプトに、歩いている方に立ち寄ってもらえるような形で実施することで新たな客層へアプローチできるのではと考えた。これを今後どう横展開していくかが課題」と語っている。

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