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今週の一本

●イオン アラスカ産紅鮭の販売強化  松田陽平 (週刊水産タイムス:24/09/30号)

ASMIがおにぎりを試食提供

 アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)はイオンリテールとタイアップし、関東・北信越・東海・近畿・中四国エリアの「イオン」「イオンスタイル」約380店舗でMSC認証の「アラスカ産塩紅鮭」「アラスカ産紅鮭筋子醤油漬け」を9〜11月販売している。イオンスタイル品川シーサイドの水産売場で試食販売を9月26日行い、アラスカ産天然紅鮭の魅力を訴求した。

イオンスタイル品川シーサイドの売場で
試食販売を実施
左から家形氏、川原田社長、
初瀬バイヤー
MZ世代に訴求

 イオンリテール食品本部水産商品部の初瀬雄二バイヤーはイオングループが水産物の持続可能な調達に取り組んでいることなどを説明。「アラスカ産紅鮭と筋子で新たな価値を提供したい。MZ世代に向けてワンハンドで気軽に食べることができるおにぎりで紅鮭と筋子のおいしさを訴求したい」と語った。
 10〜11月の販売目標(金額ベース)は紅鮭が前年同期比120%、筋子は106%をめざす。
 筋子は関東以北での消費が中心だが、「おにぎりメニューを提案することで、東海エリア以西にも広めたい」と期待を寄せた。
 試食販売では、おにぎり専門店「TARO TOKYO ONIGIRI」を展開するRICE REPUBLICの川原田美雪社長が考案したおにぎり「アラスカ産紅鮭の炊き込みご飯すじこ添え」を提供した。

世界が注目する日本のおにぎり

 ASMIの家形晶子トレード・レプレゼンタティブは「買い付け環境が厳しい中、アラスカ産紅鮭・筋子を選んで頂いたことに感謝したい。責任ある調達が求められる中で持続可能なアラスカ産水産物が改めて評価されている」とアピールした。
 川原田社長は今年6月、ASMIの招待でアラスカを訪問。世界中から集まったシェフらと交流を深めるとともに、世界的に注目が集まっている“おにぎり”のワークショップを開いた。
 川原田社長は「世界のシェフはサステナビリティに対する意識が高いことに驚かされた。日本の食に対する関心も強い」と感想を語った。
 ワークショップではカニの炊き込みご飯とイクラを使ったおにぎりを提供した。今回の試食では紅鮭バージョンに替えて、筋子を上にのせた。
 「TARO TOKY OONIGIRI」では、アラスカ産天然紅鮭を定番メニューとして提供しており、人気が高いという。「今後はもっとアラスカ産紅鮭の魅力をアピールしたい」と語った。

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