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今週の一本

●ニップン 子会社に冷食工場を建設  御調陽光 (週刊冷食タイムス:25/02/04号)

年間1億食超を生産予定

川崎常務
新工場の完成予想図
R&Dセンターのイメージ
 ニップンは4月1日付で連結子会社となる畑中食品(鹿児島県出水市)に2026年竣工予定の新たな冷凍食品工場を建設する。川崎裕章取締役常務執行役員が1月30日開いた新商品発表会で明らかにした。 
 個食パスタやワンプレートなど家庭用冷凍食品全般の製造を担い、年間1億1400万食を生産する同社最大規模の製造能力を有する工場となる予定。
 原材料や製品の運搬のほか、素材の盛り付け、検査などは自動化技術の導入によりさらなる省力化に取り組む。
 所在地は鹿児島県出水市平和町520番地。敷地面積4万2600u。
 既存工場の運営方針は未定。
 一方、研究開発拠点は現在の神奈川県厚木市から横浜市都筑区に移転し、「ニップン R&Dセンター」とする。
 コンセプトに「OpenCollaboratory―未来へつづく、新しい食の共創空間」を掲げ、社内外の異なる技術領域の人々とのコミュニケーションを活性化し、オープンイノベーションを推進することで、多様なアイデアや意見を取り込み新しい価値の創造を図る。
 魅力的な製品を開発し、おいしさと新しい食の可能性を探求し続ける場所となるように研究開発スペースを拡張し、オフィス環境も整え、研究員間の連携を強化する。
 既存建物をリノベーションするに当たり、CO2排出量や照明エネルギーの負荷を低減する取り組みを進め、環境にも配慮した。
 26年10月の稼働を予定している。
 所在地は横浜市都筑区牛久保3−9−2。土地面積約9800u、延床面積約1万8千u。地上5階、地下1階。
 工場への投資額は170億円、研究開発拠点への投資額は110億円と総額300億円規模の大型投資。川崎常務は「おいしさへの投資を通じて経営理念である人々のウェルビーイングの追求に取り組む」と意気込みを示している。
 ニップンは今春の新商品として「オーマイプレミアム」ブランドの最上級品冷凍パスタ「至極」シリーズで期間限定品を投入するほか、トレー入り個食米飯「いまどきごはん」にスープとご飯をセットにした商品など新商品8品とリニューアル1品を投入する。年間販売目標は30億円。

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