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今週の一本

●「FOOMA」最大規模で6月  大場隆弘 (週刊冷食タイムス:25/04/08号)

日食工/新規120社超、出展熱高まる

(左から)井上宏一日食工専務、林純一副委員長、尾上委員長、新原洋介副委員長
 (一社)日本食品機械工業会(大川原行雄会長=大川原製作所社長)は「FOOMA JAPAN 2025」を東京ビッグサイト東展示棟の全ホールで6月10〜13日開催する。出展社数は992社と過去最多を更新した。今回が4回目となるスタートアップゾーンには先進技術を持つ30社が出展する。記者発表会を都内で3日開き、尾上稔展示会実行委員長(OMC社長)らが開催概要を説明した。
 今回のテーマは「Touch FOOMA,Taste the Future」。尾上委員長は「最先端の食品製造技術に触れることで革新性を実感し、その先にある未来の食文化を味わっていただきたいとの願いを込めた」と説明した。
 新規出展は昨年を上回る123社。鋳鉄配管大手の栗本鐵工所は二軸連続式混練機「KRCニーダ」を出品する。原料を連続的に混練・混合できるため生産性向上と省人化が期待できる。バッチ式からの切り替えを検討しているユーザーにアピールする。
 樹脂機械大手の日本製鋼所は大豆ミートの製造に欠かせないエクストルーダー(押出機)をはじめエクストルーダー内での反応を解析するシミュレーションソフトを展示する。
 双日の子会社、双日マシナリーは馬鈴薯スチームピラーや馬鈴薯貯蔵庫、にんじん両端カット機などを提案する。

海外来場者用に多言語サポート

 スタートアップゾーンの新規出展は12社。尾上委員長は「3Dフードプリンティングによる新しい食品形状の提案、量子コンピューティングによる工程の最適化、室内農業や陸上養殖といった新しい生産方式など、食の未来を切り開く多彩な技術が集結する」と語り、未来の食品製造への創造力を喚起する場になると強調した。会期中は各社が日替わりでピッチプレゼンを実施し、独自技術をアピールする。
 来場者数は4日間で10万人を見込む。昨年は海外の来場者数が5000名を超えた。今年は海外向けにプロモーション動画を制作するなど昨年以上にパブリシティを強化しており、大幅に超えるものとみられる。
  尾上委員長は「インバウンドの増加に伴い、近年は海外でも日本食製造販売への関心が高まっている。そこで今回は海外からの来場者と出展企業の利便性を高めるため、言語サポートも充実させる」とし@輸出対応出展社を公式WEBサイトや会場マップに掲示Aグローバルインフォメーション開設・多言語AI翻訳機設置B出展社向けにポケトーク貸与――などのサービスを提供すると説明した。

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