![]() |
![]() |
●ニッスイ 秋冬新商品で喜び提供 松田陽平 (週刊水産タイムス:25/07/21号)「ココロを満たす」「作る楽しさ」
「ココロを満たす」をコンセプトにした家庭用冷凍食品の新商品として「今日のおかずレンジでできる赤魚の煮付け」「同さばのみそ煮」(各1切れ入り)を投入する。 個食ニーズに対応した簡便商品「今日のおかず」シリーズに煮付け商品を投入し、冷凍水産惣菜のラインアップを拡充する。 電子レンジで温めるだけで本格的な煮魚料理が楽しめる。同社独自の「ふっくら漬け込み技術」により、ふっくらとした食感に仕上げた。骨取り処理済みなので食べやすい。原料は「ふっくら切身」と同様に自社調達原料を使用している。 資源アクセス力と技術力で価値高める
「お刺身とろ銀ひらす炙り」はグループ企業のシーロード社(ニュージーランド)やエムデペス社(チリ)などが漁獲したギンヒラスを使用。昆布塩で下ごしらえし、炙り加工でおいしさを引き出している。漬魚や切身が一般的なギンヒラスを刺身商材として新たに提案する。外食・量販店向け冷凍品。 首都圏の量販店で先行販売して好評だったという「メロカマ西京漬」はグループ企業のオーストラリアン・ロングライン社などが漁獲したメロを使用。脂ののったカマの部分を食べやすいサイズに手切りし、自社配合の白みそにひと晩じっくり漬け込んだ。コンベクションオーブンで調理可能。量販店の惣菜売場向けに開発した。 生のまま塩蔵した明太子スティック 「作る楽しさ」をコンセプトにした水産品として「プチプチ食感の明太子スティック」を発売する。1本30gの使い切りスティックタイプの明太子商品。10本入り。米国・ロシア産スケコを原料に、風味と辛みのバランスの良い明太子のバラコに仕上げた。 4〜6月の食品事業は好調
家庭用冷凍食品の調理品は「まんぞくプレート」(4〜6月の売上げは前年同期比70%増)のテレビCMの投入により、認知が拡大して全体をけん引した。米飯類も堅調に推移。麺類は引き続き好調だった。一方、弁当惣菜類は苦戦した。 家庭用加工品は「フィッシュソーセージ類」(4〜6月の売上げは17%増)が24年以降の好調を維持し、売上げをけん引。「速筋タンパク」などの健康領域商品は順調に推移している。「太ちくわ」(同12%増)の販売も好調。 家庭用常温品の水産缶詰は、値上げの影響が大きく、主力のサバ缶詰が苦戦。好調を維持していたサケびん詰も、コメ価格の高騰などに伴う販促の減少で苦戦した。 業務用食品は引き続き量販店の惣菜売場や外食が堅調に推移し、数量・金額とも前年を上回った。業務用冷食では中華関連(同13%増)、水産揚げ物(同4%増)が好調だった。 キューディッシュ(QD)食品のNB品は新商品の投入などにより前年比増。一方、PB品が苦戦し、QD食品全体では前年割れとなった。 |
||||||||
![]() |