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この人に聞きたい:第162回
(週刊水産タイムス:08/10/06号)

マルハニチロ1周年
五十嵐社長が全社員に訓示

マルハニチロホールディングス社長  五十嵐勇二氏

 

「もう少しで離陸完了」
「水産」に統合効果
「食品」はこれから

 マルハニチログループが昨年10月1日の統合から満1歳の誕生日を迎えた。
 五十嵐勇二社長はマルハニチロホールディングスの立ち上げ、各事業会社のスタートを踏まえ、「事業の統合、機能の統合、人の融合、統合効果の発揮という大仕事。離陸完了までにはもう少し時間がかかると思うが、引き続きよろしくお願いしたい」と館内放送で呼びかけた。
 五十嵐社長は「この世界で生き残っていける者は、最も強い者ではなく、最も変化に対応できる者である」とのダーウィンの進化論を引用し、今年度からスタートした中期3カ年経営計画「ダブルウェーブ21」の推進に当たって「常に新しい食の世界を提案する価値創造型企業を目指す」との方針を改めて確認。
 統合効果の発現については「現段階で手応えを感じている」とし、「特にマルハニチロ水産を中心とした水産セグメントは、北米などの海外生産拠点が厚みを増したことや、各魚種の扱い量が大幅に増加し、国内の水産業界で圧倒的な存在感のある企業群に成長しつつある」と強調した。一方、食品セグメントは「未だ生みの苦しみ。効率という観点から生産・開発・販売・物流の側面で、完成形にまだ遠い段階にあり、今までに増してスピード感を持って改革を進めていきたい」と訴えた。
 今期の事業動向に関しては「好調だった第1四半期に比べると、残念ながら第2四半期はやや低調。事業環境が良くないことは誰もが認めるところで、この変化に対応してこそ、21世紀のエクセレントカンパニー」と社員を鼓舞した。

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