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この人に聞きたい:第328回
(週刊水産タイムス:12/02/13号)

世界市場での競争力高める

日本水産(株) 執行役員  フォルカー・クンチ氏

1963年ドイツ生まれ。ナミビアで約20年過ごした。南アフリカ・ステレンボッシュ大学卒。08年2月日本水産へ入社し、GlobalMarketingDirectorに就任。09年2月にK&P社長、11年3月から現職。

 昨年3月に日本水産の執行役員に就任。同社初の外国人役員として北米事業を管掌している。「国際マーケットにおけるビジネスで日水グループに貢献したい。世界市場全体にバランスよく水産物を販売し、グループ全体の収益を上げることが自分の役割」と語る。

 世界最大級の消費財メーカーで10年以上冷凍水産物を担当。買い付けから品質管理、サプライチェーンなどを経験。日本水産に入る前の3年間はナミビアの白身魚などを扱う漁業会社で社長を務めていた。
 現在は北米事業の中核企業ニッスイUSAとキング&プリンス・シーフード社(K&P社、業務用冷凍調理食品メーカー)の社長を兼務する。
 「短期的な使命は、K&P社の事業を成功に導くことと、最も効率的な方法でグローバルリンクスに貢献できるように北米事業全体をマネージメントすること。日水のような大きな企業で働くことを誇りに思う」と語る。
 08年に日本水産へ入社。グローバル・マーケティング・ディレクターとしてまず注力したのが、世界各国のグループ企業間のコミュニケーション強化。日水グループが保有する水産資源を有効利用するための話し合いを頻繁に行うようにした。
 「企業間の連携を強めることで相乗効果が生まれる。生産から販売までインテグレートすることで、日水グループの競争力を高めていくことが今後さらに重要になる」。
 中国やブラジル、ロシアなど新興国を中心に中流階層の人口が増えることに伴い、将来的に水産物の需要増加が確実に起こると指摘する。
 「天然水産資源には限りがあるため、養殖魚も含めてグループの扱いを増やす必要がある。限られた水産資源の付加価値をいかに高めるかがグループ全体の課題」と話す。
 日水入社後、約1年間は都内に住んでいた。スーパーのパック寿司にはまり「週4〜5日は食べていた」という。

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