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この人に聞きたい:第392回
(週刊水産タイムス:13/05/27号)

縁の下から表舞台へ

(株)ニチレイ 次期社長  大谷 邦夫氏

 

 「ニチレイは透明性の高い企業風土。しっかり受け継ぎたい」。5月7日の取締役会で次期社長に内定。6月25日の株主総会を経て正式に就任する。

 昭和31年5月1日東京生まれの57歳。早稲田大学政経学部を卒業後、日本冷蔵(現ニチレイ)入社。ニチレイプロサーヴ取締役常務執行役員、ニチレイ執行役員、ニチレイプロサーヴ社長、ニチレイ取締役執行役員経営企画部長という経歴。

 キャリアの中では経理畑育ちだが、経営企画部長として中期経営計画の策定、経営戦略づくりを“縁の下”で支えた。

 「管理経営の基本理念をしっかり持っており、事業に役立つアドバイスができる人。課題の本質を見抜く力、分析力、課題の把握力では右に出るものがいない」(村井利彰社長)。

 事業会社はニチレイフーズの池田泰弘社長、ニチレイフレッシュの早間元晴社長、ニチレイロジグループ本社の松田浩社長が先頭に立つ。持ち株会社ニチレイのトップとして事業会社と協働しながら、新時代を構築していく。

 今年度スタートした新中期経営計画「RISING2015」は「各事業の収益力をどこまで高めていけるかがポイント」。売上高5300億円、営業利益220億円を目標とする中期経営ビジョン「GROWTH2016」は「2015年12月は創立70周年の節目でもあり、過去最高の営業利益を達成したい」とさらに明確にする。

 「明るく気さく」が周囲の評。「ニチレイのDNAは誠実さと、変化への対応力。これをもとに事業でのプラス効果を生み出ていく」。
 表舞台は、目の前に迫っている。

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