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業界交差点

この人に聞きたい:第396回
(週刊水産タイムス:13/06/24号)

思わぬ大役に責任とやりがい

一般社団法人日本冷蔵倉庫協会 会長  伊藤 滋氏

 

 3日の定時総会で村井利彰氏(ニチレイ社長)の後を受けて日本冷蔵倉庫協会の会長に就任した。

 昭和24年11月生まれ。山口県出身。同志社大学経済学部を卒業後、大洋漁業(現マルハニチロホールディングス)入社。水産第三部長、取締役、常務、専務を経て、平成20年からマルハニチロ水産社長。22年からはマルハニチロHD代表取締役副社長も兼務。これに日本の低温物流・冷蔵倉庫業を束ねる全国団体のトップも加わった。

 傘下会員企業数が700社という大組織。副会長などを経験しないままの会長だが「ベテランの副会長が8人もいて、委員会、事務局は万全の体制。協会の運営自体に対する心配は感じていない。むしろ荷主として業界を外から見てきた感覚を生かして、これから先の大転換期に向かっていきたい」と前向きに捉える。

 「今年は協会が一般社団法人として新たな一歩を踏み出した年であり、協会発足40周年という節目。大変な責任とやりがいを感じる」とする一方、「長い間、水産業界・食品業界の第一線で働いてきた知識と経験を生かし、会員に期待される会長として頑張りたい」。

 気になる経済情勢は「円安によって輸入品のコストが上がり、荷物の減少が懸念される。我々のコストに大きく影響する燃料関連の値上げなど、厳しい展開も考えておく必要もある」。

 業界が直面する最重要課題は、電気料金の値上げ、冷媒問題、地震・津波対策など。

 「食料流通の基本インフラとしての冷蔵倉庫の役割を行政にもしっかり認識してもらい、必要な補助金、優遇措置を得られるよう最善を尽くす」

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