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この人に聞きたい:第397回
(週刊水産タイムス:13/07/01号)

荷受から販売会社への転換図る

築地魚市場(株) 代表取締役社長  吉田 猛氏

 

 6月27日付で築地魚市場の代表取締役社長に就任した。昭和50年に北大水産学部卒業後、丸紅入社。平成15年に同社を退社後、札幌中央水産常務などを経て、築地魚市場に18年入社。同年6月に常務、21年に専務、24年に代表取締役副社長に就いた。

 27日の就任会見ではめざす企業像について「荷受会社から販売会社への転換を図る。販売会社として、商談力、提案力、マーケティング力など様々な機能を持つ必要がある。当社単独では難しいので、仲卸さんを含めた販売先や取引先メーカーなどと提携・連携しながら事業を拡大していく」と語った。

 ポイントとなるのが子会社の共同水産だ。築地にある共同水産は、ホテルや外食などの業務筋に強い販売会社。今年4月に物流を含めて9人を出向・転籍させて、テコ入れした。

 新社長として、まず着手する仕事が共同水産を軸とした仕組みづくり。「1年間、何をどのように販売するかを綿密に計画する必要がある。投資案件も着々と進めている」。

 攻めの経営を行うための投資も積極的に行う方針。24〜25年度の2カ年計画「Aプラン」では事業拡張資金10億円を確保している。
 「これまでの紙(有価証券など)への投資から、営業利益に寄与する事業への投資に切り替えた。共同水産の売上げ拡大のためのM&Aなどもあり得る」と話す。
 豊洲市場への移転も大きなビジネスチャンスだ。
 「豊洲は良い物流センターになるはず。豊洲を生かすも殺すも我々次第。冷蔵倉庫事業への参入なども含めて、色々な事業展開を検討している」と大きな期待を寄せる。

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