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この人に聞きたい:第402回
(週刊水産タイムス:13/08/05号)

技術屋はアイデアで勝負

(株)三保造船所 代表取締役社長  三澤 俊彦氏

(みさわ・としひこ)横浜国立大卒。1970年三保造船所入社。取締役設計部長、常務取締役設計・営業担当を経て2008年から現職。東京都出身、67歳。

 「将来も船はなくならないと思い、大学は造船工学科を選んだ」。卒業時は大学紛争真っただ中で、大手・中小造船所はどこも求人を控えていた。恩師の紹介で三保造船所に入社した。設計畑を歩み、社長になった現在も新型船の初期設計に携わることがある。

 1991年にノルウェーの「ステコーダー」という造船所を視察し、刺激を受けた。「5年後に世界一の漁船造船所になることを目指し、コンピュータを駆使した最新技術で、ロシアの大型トロール船を20隻連続して建造していた。すごく活気があった」。今でも鮮明に覚えているという。
 7月26日、三保造船所で建造した「第51開洋丸」(605t)が竣工し、母港の青森・八戸市で式典があった。日本初の北欧型遠洋底引網(トロール)船だ。「これまで造ったことのない船なので設計に当たって、技術者らとアイスランドに行きトロール船を見学してきた。造船所を挙げて建造した船だから、思い入れも深い」と話す。

 東日本大震災後、新船ラッシュが続いている。「建造実績がなかったサンマ船や今回の北欧型トロール船、2004年を最後に建造していなかったマグロ船も、年に複数隻造っている。漁船で船台が埋まるようになった。漁船建造経験のない若手技術者の技術継承にも役立っている」と効果を実感している。

 船づくりには、揺るがぬ信念がある。「新しい技術や設計はすぐ真似される。それを隠すより、さらに上をいくアイデアを生み出すのが技術屋の仕事」と考えている。

 好きな言葉は「虎視牛歩」。休日は仏像彫刻や家庭菜園にいそしむ。

 

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