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この人に聞きたい:第409回
(週刊冷食タイムス:13/09/24号)

スピード感ある経営めざす

ケイエス冷凍食品梶@代表取締役社長  久田 貴之氏

(ひさだ・たかゆき)昭和60年旭化成入社。明星旭フレッシュ。旭フーズ市販用で大阪、東京、広島、福岡。21年加ト吉。22年TM営企部長、常温事業担当部長。6月現職。昭和36年11月東京新宿生。中大経卒、51歳。

存在価値問い直し次のステップへ

 旭化成、JTフーズから加ト吉、テーブルマークを経て今年6月グループのケイエス冷凍食品社長に。新天地ではあるが、一貫して営業部門を歩んだ経験と冷凍食品に対する思いをケイエスでも生かそうと努める。

 ――60年の入社が旭化成。
 久田 すぐ食品事業に配属されました。「旭フーズ」の上司が内山武司部長(のち専務)。5年目に新会社「明星旭フレッシュ」出向。チルドでしたが、いろいろ思い出があります。旭フーズに戻り、市販用担当営業で大阪、東京、広島、福岡と異動。この間、JTフーズになっています。東京に戻ったのが、JTが加ト吉を子会社とした08年。2月にギョーザ事件が表面化。ご迷惑をおかけしました。私は営業企画部のスタッフとして走り回っていました。

 ――翌09年、加ト吉に事業統合。10年社名をテーブルマークへと大改革が続いたが。
 久田 09年加ト吉に出向し市販用の販促マーケティングチームリーダーとして企画担当。10年テーブルマークの営業企画部長。11年家庭用営業本部常温事業担当部長としてパックご飯、即席麺などを2年間担当。今年4月ケイエス出向、6月26日付で社長です。

 ――グループの本流を歩み、営業一筋。印象深いのは、やはり「ギョーザ」の時?
 久田 忘れられない経験ではありますが、一番は明星旭フレッシュ。新会社の新事業で、新規開拓せよという指示。いくら回っても仕事が取れず、訪問しても喜ばれない。やっと一件決め、小躍りして戻ったら「在庫確認は、配送手配は、納品日・時間は、代金回収は?」と矢継ぎ早。仕組みを作り上げる重要性を初めて学んだ忘れられない経験です。衝撃的でしたね。

 ――ケイエス社長として。
 久田 重点は@人財育成A組織力強化Bスピード感ある業務の遂行。テーブルマークグループではあるが、ケイエスは商品もブランドも独自性を維持します。冷食業界で存在意義は相応に認められていますが、何が存在価値か、グループにおける意義は何かを改めて問い直し、考えます。幸い当社は風通しのいい社風で真面目、素直。得意先からも高い評価を聞きます。ただ、いま以上の発展拡大ができなくはない。ベクトルを合わせ、次のステップに向かいたい。

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