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この人に聞きたい:第458回
(週刊水産タイムス:14/09/15号)
復旧・復興にめどつける
水産庁 漁港漁場整備部長 高吉 晋吾氏
これまで整備課長、計画課長を歴任し、漁港漁場整備に関する施策に精通している。宇賀神義宣前漁港漁場整備部長も「安心して後任を託せる」と信頼する。
「漁港漁場整備はハード中心だが、中身を高めながらしっかりかじ取りを行う」と決意を新たにする。 東日本大震災で被災した漁港の9割以上で、部分的なものも含め陸揚げ岸壁の利用が可能となった。「まだ、防波堤の復旧、海岸堤防の復旧・整備が続いているが関係地方公共団体と連携し、優秀で馬力のある三課長とともに、まずは震災からの復旧・復興にしっかりめどをつける」と力を込める。
一方、南海トラフ巨大地震の対策も待ったなしだ。「大震災の経験から得た知見を生かし、防波堤や岸壁の耐震・耐津波診断を行い、粘り強い構造など機能強化を図る。防波堤と海岸堤防を組み合わせた多重防護の考え方も取り入れたい」と考えている。
「水産日本復活」にも意欲を示す。「消費拡大・輸出の振興も念頭に高度衛生管理型漁港整備を進める。水揚げから市場取引、加工まで一貫した衛生管理に取り組むことで、国産水産物の品質や信頼を確保できる」。
漁港漁村の活性化も重要だ。「漁業者の所得向上を目指す『浜の活力再生プラン』、環境保全や漁村文化の継承など地域活動を支援する水産多面的機能発揮対策などを有効活用し、漁港施設の多目的利用の推進も検討したい」と話す。
「多くの施策が予算措置されツールはそろってきたので、これを現場で使って水産業の発展につなげてほしい」と漁業者に期待する。
7月22日から現職。鹿児島県出身、57歳。九大院卒。
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