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この人に聞きたい:第475回
(週刊冷食タイムス:15/01/20号)

アワード効果を売場で発揮

日本アクセス 代表取締役社長  田中 茂治氏

 

 日本アクセスの田中茂治社長は、冷凍食品・アイスクリーム商品人気投票を兼ねたプレミアムキャンペーン「第2回“10万人が選ぶフローズン・アワード”最強の『冷凍食品』『アイスクリーム』はどれだ!?」について「フローズン・アワードは、その効果で冷凍食品・アイスクリームが売れてこそ賞の意味がある」との認識を示し、「来店客が『上位商品を試しに買ってみよう』と、売場を素通りさせずにチャンスを作ること。それが我々卸の仕事」と語る。

 日本人はランキングを好む。以前テレビ番組と連動した企画で売場にランク表示した結果、売上げがぐんと上がった。安売りではない方法で販促に成功した例を生かし、さらに規模と内容充実を図ったのがフローズン・アワード。
 今回は前回を大きく上回るすごい数の応募があった。小売業のバイヤーにもご協力いただいた。計59万人の応募数となった。
 まだ2回目の取り組みであり、権威のある賞が他にもある。ただしフローズン・アワードの場合、売場で効果を発揮すれば栄誉が輝く。
 全国小売店5千店以上にランキングを掲示し、その効果で冷凍食品・アイスクリームが売れてこそ『アワード』になる。
 ランキングボードを見た来店客がランク上位商品を試しに買ってみようとか、売場を素通りさせないでチャンスを作ること。それが我々卸の仕事。アワード効果の発揮を今年は実現する。

反響大きく驚いた

 59万人の応募数とは、その反響の大きさに自分でも驚いた。昨年の応募数は26万人で、今年は倍以上の成果となった。2014年は冷凍食品の大ヒット商品はないものの、フローズン・アワードに関心が高まったのはツイッター等の仕掛けも功を奏したと思う。

 募集が多かったことを喜ぶだけでなく、その成果を売場にどう反映させるかが肝心。価格訴求ではなく、売上げが伸びる方法のひとつがランキング表示。アワード上位の商品なら自分も試してみたいとなるはず。

 食べてみておいしければ、また購入してくれる。それが売場活性化への大きな力になる。メーカーや小売店が個々にはできないプロモーション。卸の、当社ならではのマーケティング機能を発揮した『“発”帳合』(既存の卸機能に加え、差別化機能を提供)の取り組みのひとつ。

 2014年を振り返ると、消費増税以降はなかなか厳しい環境だった。今年はピンチをチャンスに変えなければならない。「内食回帰」のトレンドを踏まえた取り組みを店頭で行うべき。そこで冷凍食品の出番となる。

 2015年は節約志向がより強まるだろう。そこで「おいしく・節約」を打ち出し、弁当づくりに冷凍食品の活用を促すプロモーションも手掛けたい。

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