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この人に聞きたい:第477回
(週刊冷食タイムス:15/02/03号)
外部識者の指導で工場改善
昭和冷凍食品(株) 代表取締役社長 山科 裕道氏
(やましな・ひろみち)昭和57年昭和産業入社。半年後冷食課。以来33年。取締役部長から期半ばの平成23年5月社長。明大農時代、エアライフルの日本チャンピオン。昭和34年5月尾道生。
意識高めFSSCにも挑戦
新人の頃からの冷凍食品担当が通算33年。昭和産業から支店長経験者の荒井孝始氏を常務営業部長に迎え、売上げは反転右上がりに戻ったが、コスト高で利益は大苦戦。冷食の表も裏も知る山科氏がどう立ち向かうか。
――前12月期の様子は? 山科 前半は好調。秋口から増税の影響で買い控えがジワジワ目立ち、厳しくなりましたが、ならせば10%の増収と見てます。当社規模では1社の取引先の増減が数字に大きく表れます。主力のたこ焼きも数量では伸びました。
――となれば問題は利益。 山科 大苦戦です。労務費、物流費、エネルギー費もアップしていますが、なにより原料副資材の高騰が痛かった。たこなど輸入原料が意外に多いので、円安は厳しい。
――諸コスト高に経験豊富な山科さん、どう対処する? 山科 新潟本社工場は操業21年で老朽化もあるので、入れ替えが必要ですが、さし当り、中期計画に沿ってフリーザーを1台、2月に入れ替えます。ここで計画的に工場の改良を進めないと、次の時代戦略が描けなくなります。
――増収基調の間に? 山科 売上げ云々の前に、いずれ改修改造することになるのは明らか。それなら計画的に無駄なく投資していく方が効果的でしょう。幸い、営業は荒井常務(営業部長)が前のめりで進めて良くなっていますし、UDFという新たな道にも踏み込めました。
――工場の課題として? 山科 食品安全ISO22000は認証取得済ですが、もう一段高いFSSC22000にチャレンジしようと担当組織を立ち上げました。フードディフェンスの取り組みも問われます。国際規格である以上、地方の工場でも同じ規格基準をクリアしなければならない。当社従業員にも勉強のいい機会だと思います。
――前期は増収ながらコスト高で減益。今年度は? 山科 利益確保が最大のテーマ。生産性アップのため、自動化にも取り組みます。外部識者による合理化研修も始めました。“目うろこ”の発見が数多くあります。たこ焼などの冷凍食品工場と冷凍パン工場の人事交流も一部スタートしました。また、パート、派遣社員も含めた意見交換会を開始しました。人材を活かし、改善に取り組んでいます。
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\ 13,200(税込み) |
\ 4,400(税込み)
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\ 2,750(税込み)
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\ 2,640(税込み)
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