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この人に聞きたい:第505回
(週刊水産タイムス:15/08/31号)

働く女子こそ魚食べて

予防医療コンサルタント ラブテリ代表理事  細川 モモ氏

(ほそかわ・もも)日本の健康食品会社で製品開発や広報を務めた後、独立。美容や健康の専門家として活躍中。著作の「タニタとつくる美人の習慣」(講談社)は7万部を超えるベストセラー。

 両親の末期がん闘病がきっかけで、10代の時、予防医療の道を志した。米国で最先端の栄養学を学び、知るべき知識と得るべき機会が提供されないことで増える疾病を予防する“パブリックヘルス”に触れ、日本でも普及させたいと考えた。
 2009年春、医療・健康・食の専門家によるプロフェッショナルチーム「ラブテリ」を東京と米国のニューヨークに発足させた。「ラブ」と「インテリジェンス」を掛け合わせた造語「ラブテリ」に思いを込めた。大学、病院、企業などと共同で研究や論文発表を続けている。

 「働く女子1000人を対象に調査して分かったことは、魚の摂取量が低いこと。働く女性は、食生活が後回しになっている」。今月、東京都内であったJF全漁連主催のイベントで講演し、強調した。

 また、「魚介類などに含まれるビタミンDは女性の妊娠力と大きな関係がある」とも指摘。卵巣の中にあといくつ卵子が残っているかを示す卵巣年齢について、「実年齢が30代でありながら、卵巣年齢が40代である女性に共通していたのがビタミンDの不足だった」と、独自調査の結果に言及した。

 その上で「魚や野菜などを食べてビタミンDを摂取しなければ、卵巣年齢が高齢化する。将来の妊娠を考えた場合、魚介類が果たす役割は非常に大きい」と話した。

 さらに、働く女性の魚離れを心配し「魚はさばかないといけないわけではない。私の冷凍庫にはサンマやアジの干物が常に3〜4種類入っている。ジャコやシラスも常備している。包丁を使わなくても、調理しなくても、魚を食べることはできる」と呼びかけた。

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