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この人に聞きたい:第516回
(週刊水産タイムス:15/11/16号)
豊洲新市場の物流支える
守谷輸送機工業(株) 代表取締役社長 守谷 貞夫氏
(もりや・さだお)昭和15年、神戸市生まれ。滋賀大学経済学部を卒業後、神戸製鋼を経て守谷輸送機工業へ。読書家で、主に国際経済に関する書を好む。
「信頼と誠実」を社是とする輸送機械専業メーカー。来年11月に開業する豊洲新市場のエレベーター工事の大半を請け負った。
「乗る人と運ぶ物にやさしく」を第一に掲げ、1949年創業。本社は横浜市。「効率と使いやすさ」を追い求めて研究開発力を磨く一方、安全と快適さを提供するためのメンテナンスも最大限に重視。業界に信頼の輪を広げてきた。今回は、築地市場の移転という「天下の引っ越し」を機に、長年の経験を生かして荷物搬送用エレベーターで下支えする。
冷凍・冷蔵倉庫用エレベーターは国内トップシェアで、特にエレベーター技術とコンベア技術が融合した垂直自動搬送機「マックリフター」で知られる。だが、事業範囲は冷蔵倉庫、普通倉庫にとどまらず、官庁、病院、電力会社、工場、銀行、商社、建設会社と、ありとあらゆる分野に広がっており、意外にも「冷蔵倉庫は全体の5%程度に過ぎない」。
特に、新市場移転もあって昨年から今年にかけて仕事が急増。年商は前年の71億円から今期(2016年3月期)は100億円近くまで拡大する見込みだ。
当然、現状の体制では追いつかない。本社近隣の3階建てビルを購入し、事務職員や設計スタッフらが詰める「テクニカルセンター」を今年3月に開設した。海外では、2008年に開設した中国の上海事務所も「現地にはない技術を売っている。中国の景気は悪いが、当社の受注は着実に増えている」。
42歳で社長になって33年。これまで積み上げてきた技術力とノウハウを前提にするなら、さらなる海外展開に目を向けて当然だが、むしろ今は「次に誰が社長になってもびくともしない、盤石な体制を作り上げる」ことを優先し、そこに最大の心血を注いでいる。
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\ 13,200(税込み) |
\ 4,400(税込み)
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\ 2,750(税込み)
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\ 2,640(税込み)
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